神対応!ネット銀行でも社会保険料の口座振替が可能に

法人でも新規で口座開設しやすいネット銀行ですが、そこには致命的な欠点がありました。

切り捨てられなかった信金の口座

私の法人では都市銀行や信金の口座を複数保有していたのですが、利用しないものは順次解約とし現在はひとつの信金の口座しか残していません。しかしながらその口座はネット非対応。ネット対応させることも可能ではあるのですが、その手数料はなんと月額1,100円!ほんのちょっとのメリットのために毎月こんな費用を払うわけにはいきません。そこでこの口座は残しつつ新たにネット銀行の口座を2023年夏に開設しました。

【GMOあおぞらネット銀行】

この口座を開設した以降はほぼ全てのお金の移動をここに集約させネットで完結するようにしました。振込手数料も安く何より全てがデジタル対応であることにメリットを感じていましたが、それでも唯一できないことがありました。それは社会保険料の口座振替

2023年夏の時点においては、社会保険料の引き落としは昔からある一般的な金融機関でしかできなかったのです。そこで仕方なくアナログ対応しかできない信金の口座を「社会保険料の引き落としのためだけに」残しておきました。不幸中の幸いだったのは、この信金の支店が私のオフィスの目の前にあること。ダッシュなら10秒でATMの前までたどり着けるため、残高照会(通帳記帳)もすぐにできる環境なのです。

過去のしがらみを打ち破ったGMOあおぞらネット銀行

ところが先日、GMOあおぞらネット銀行からプレスリリースがありました(このニュースを私が知ったのは5月に入ってからでしたが)。

マジかっ!これはデカい。

裏取りのため年金事務所のサイトからも確認してみました。すると

イオン銀行は実店舗があり、ネットバンキングを利用するためには月額使用料が発生するなど、一般的なネット銀行とはちょっと違う立ち位置だと受け止めています。そういう意味では、GMOあおぞらネット銀行だけが対応となっていました。

口座振替の変更申出

そうとわかれば早速手続きです。変更申出書のフォーマットは年金事務所のサイトからダウンロード可能です。

健康保険・厚生年金保険 保険料関係届書・申請書一覧

PDFまたはエクセルでダウンロードできます。書類1枚だけならPDF上に直接文字を打ち込むでもいいのですが、2枚に同じことを入力しなければならないので、それなら1回で済むエクセルのほうが楽かと思います。

必要事項を記入して印刷、GMOあおぞらネット銀行の場合は印鑑すら不要なのであとは年金事務所に書類を送るだけです。その後、GMOあおぞらネット銀行から確認の案内が届き、それを処理したら切り替え完了、のはずです。

この手続きが終わればアナログ100%の信金口座はもはや不要となります。が、、、日本政策金融公庫や信用保証協会等を利用する際にはやはり旧来型の金融機関口座が必要になる可能性もあることなら、当面はこちらも残しておくつもりです。ネットバンキングさえ使わなければ何の手数料はかかりませんので。