金融機関の法人口座を新規開設

2023-07-29

法人用の銀行口座を新規開設しました。

法人口座とは

法人口座とは、口座名義人が個人名ではなく会社の商号になっている口座のことです。しかし、個人と法人ではその口座開設の難易度が全く異なります。個人の場合はネットや郵便で簡単に口座開設ができますが、法人口座の場合は審査があり、最悪開設を断られることすらあり得るのです。

新規開設の理由

私の法人は既に12期を終えており、当然ながら今までに複数の法人口座を開設してきました。しかし

  • 事業の拡大に非協力的(端的に言えば融資してくれない、補助金の相談にも乗ってくれない)
  • 信頼関係が大きく毀損

これらの理由からいくつかの口座は解約し、2023年5月の時点ではひとつしか保有していない状況でした。

個人口座とは異なり、リアル店舗を持つ金融機関の法人口座でネットバンキングを利用しようとする際には「月額利用料」がかかります。その額は金融機関によって異なるのですが、今の金融機関の場合は2,200円/月。その費用を払うのがアホらしいので現在は月に数回、ATMで通帳記帳して入出金を管理しています。

今の金融機関はオフィスから徒歩1分以内の信用金庫なのでこれでも何とかなっていますが、やはりいつでも口座の入出金を確認したり振込したりするためにはネットバンキングのほうが圧倒的に便利です。

融資や補助金の相談はリアル店舗を持つ金融機関を利用するとしても、それとは別に入手金管理のためだけにネットバンキング利用料(及び口座維持手数料)のかからない金融機関の法人口座を開設しようと思った次第です。

その目的を達成する唯一の手段は「ネット銀行」です。

法人口座が作れるネット銀行

2023年7月現在、法人口座を開設できるネット銀行は以下の4つだと思います。

  • GMOあおぞらネット銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • 楽天銀行
  • PayPay銀行

イオン銀行という選択肢もあるのですが、イオン銀行はリアル店舗がありネット銀行とは異なります。そのイオン銀行、口座維持手数料はかからないもののネットバンキング利用料として月額2,200円かかるため対象外とします。

ネット銀行最大のデメリット

全てのネット銀行において最大の問題は

口座振替に対応していない

一部のネット銀行はPay-easyには対応していますが、口座振替に対応しているネット銀行は皆無です。これは法律との絡みもあるので仕方ありません(イオン銀行は口座振替可)。

光熱費等はデビットカードやクレジットカードで対応できるのですが、この口座振替ができないことにより問題となるのが「社会保険料の引き落とし」です。

法人であることから厚生年金や健康保険の引き落としがあるのですが、これがネット銀行だと対応できないのです。そこで私は、この社会保険料の引き落としのためだけに既存の唯一の信用金庫の口座を活用することにしました。

選んだ口座

私は新規開設した口座は

【GMOあおぞらネット銀行】

正直、どこのネット銀行も大差はないと思いますのでお好みでいいと思います。

この口座を開設したことにより、社会保険料以外の全ての入手金をこちらの口座に集約できました。その結果、既存口座の通帳記帳も月に1回で済むようになりました。