クラウド会計ソフトの乗り換えの際の注意点

個人事業主として今年も確定申告の時期が近づいてきました。昨年までの数年間は 会計ソフトのfreee を使って申告していたのですが、2023年にIT導入補助金を利用するにあたり会計ソフトを マネーフォワードクラウド に乗り換えました(法人は今まで通りfreeeを継続利用中)。

マネーフォワードクラウドを使っての確定申告は初めてであるため、今期はちょっと早めに準備を進めることにしました。

サービス比較

freeeとマネーフォワードクラウドは、どちらもオンライン上で利用できる法人・個人事業主向けのクラウド型会計ソフトです。まず最初にそれぞれの特徴を比較した結果をまとめてみました。

機能

freeeとマネーフォワードクラウドは、会計、請求書、経費精算などの基本的な機能を提供しています。freeeで給与・勤怠管理、マイナンバーの管理を行うためには追加のプランが必要です。一方、マネーフォワードクラウドでは、これらの機能も含まれています。ただ、そもそも個人事業主として会計ソフトに求める機能は限られており、どちらの会計ソフトでも必要最低限以上の機能は実装されています。

料金

freeeの個人事業主向けの最も安いプランは月額980円(年払いの場合の月額料金)です。対してマネーフォワードクラウドの個人事業主向けの最も安いプランも月額980円です。ただし、最安値プランでは使える機能がかなり限定されています。実際、個人事業主として最低限の機能があればいいと言ってもfreeeの980円のプランでは領収書の写真の仕訳が5枚に限定されていたり各種レポートの出力ができない等、これらの限定機能では困るため、私は月額1,980円(年払いの場合の月額料金)のスタンダートプランを使っていました。また、今回乗り換えたマネーフォワードクラウドでもやはり月額980円プランでは機能が不足していたため、月額1,280円(年払いの場合の月額料金)のスタンダートプランにしています。個人事業主として月額700円の差はそれなりに大きいと感じています(しかも2年分の補助金あり)。

使いやすさ

freeeは、簿記に知識がない場合でも説明書きに従って作業を行うことができます。一方、マネーフォワードクラウドは、ショートカットキーが充実しており高速で仕訳データを入力することが可能、と謳っていますが、簿記の知識がないと最初は大変です。私は簿記の知識がないまま何年もfreeeを使っていたので、マネーフォワードクラウドに切り替えた当初はかなり苦労しました。それでも調べてながら使っていけば2、3ヶ月で慣れると思います。今ではマネーフォワードクラウドのほうがすっと入ってきます。

サポート

どちらもチャット、メール、電話でのサポートがあります。また、freeeのプレミアムプランのみ税務調査サポート補償が付帯します。しかし実際にはサポートのお世話になることは滅多になく、ほとんどはネットで調べれば解決できると思います。私は過去に1回だけfreeeのサポートに問い合わせをしてみましたが、、、クソみたいな対応だったため二度と問い合わせをすることはありませんでした。

以上が、マネーフォワードクラウドとfreeeの比較の一部です。どちらのソフトを選ぶかは、あなたのビジネスのニーズや予算によります。具体的な機能や料金プランについては、各ソフトの公式ウェブサイトをご覧ください。また、この情報は2023年のものであり、最新の情報は各ソフトの公式ウェブサイトでご確認ください。それぞれのソフトウェアが提供する機能やサービスがどのようにあなたのビジネスに適合するかを検討することをお勧めします。実際に会計ソフトを乗り換えた私ですが、その理由はどっちがいいとか悪いではなく単に補助金の適用を受けること&月額料金の低減、それだけです。

マネーフォワードクラウドでの確定申告の準備

今回がマネーフォワードクラウドを使った初めての確定申告となりますが、年の途中でfreee → マネーフォワードクラウドに切り替えたため、データが正しく引き継がれているか等の確認も必要だと思い、早めに準備をはじめてみました。

データの引き継ぎ

freeeにはデータのエクスポート機能があり、それを使ってマネーフォワードクラウドにデータを取り込むことが可能となっています。ただ、それなりのデータ量なので全てのデータが正しく取り込まれてたのかはよくわかりませんが「たぶん大丈夫」と信じるしかありませんでした。

開始残高の入力

会計ソフトを初めて使う際には「開始残高」を手入力しておく必要があります。初回だけ入力しておけば、同じ会計ソフトを使っている間は毎年自動で数字が更新されていきます。

次年度繰越

いよいよ初めて確定申告の手続きに進みます、というよりもマネーフォワードクラウドにおいては、この「次年度繰越」を行わないと2024年のデータ入力ができない状態でしたので必然的にやるしかありませんでした。

確定申告は2月中旬からですので今のタイミングで「2023年確定申告」をする必要はまだありません。それよりもまずは「繰越」をして2024年のデータを入力できる状態にします。そこで「2024年度への引き継ぎ(次年度繰越)」を押すとページ遷移します。そこで以下のような表示がされるのですが、その中の下段の項目に注目。

問題発覚

この操作をすると「参考、繰り越しされる残高」が表示されます。これが次年度の開始残高となるのですが、当初はこの数字がめちゃくちゃだったのです。具体的には複数の銀行残高がマイナス表示となってしまったのです。

マネーフォワードクラウドに乗り換えた当初に入力した開始残高はピタリとあっていたはずです。また、マネーフォワードクラウドの利用をはじめたその日から各銀行残高は当然ながら常に実際の残高と一致していました。そして現時点で同期されている残高も合っています。なので銀行残高がマイナスなど本来あり得ないのです。

最初は何をしたらいいのかわからず途方に暮れていましたが、一旦冷静になってロジカルに考えてみると「最初にfreeeから取り込んだデータがおかしい」そこしかないと判断しました。そこで乗り換えた時点までの銀行の入出金データとマネーフォワードクラウドに登録されているデータを全てチェックしてみたところ、、、原因がわかりました。それは「freeeからエクスポートしたデータの一部が欠損していた」

freeeから正しくエクスポートはできていたのだと思いますが、マネーフォワードクラウドにインポートする際にとある仕訳で登録していたデータが全て飛んでいたことが発覚したのです。そこで、それらを1点1点マニュアルで入力したところ、ピッタリの数字となりました。

正直、ホっとしまいた。これで安心して来月の確定申告に進めます。

もし会計ソフトの乗り換えを検討している方がいるのであれば、できるだけ期初にすることをおすすめします。期初であればデータが少ないためミスも簡単に発見できると思います。1月~12月を会計年度にしているのであれば今がベストです。逆に期末での乗り換えとなると何らかの問題が発覚した際のチェックや修正が大変だと思います。

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Posted by hinoeuma_1966