3万円以下で買えるクロスバイク(ルック車)

通勤に使っている自転車を約5年ぶりに買い替えることにしました。
最近の自転車遍歴
昭和の時代、中高生だった私はサイクル野郎でした。ブリヂストンのロードマンを駆って埼玉県春日部市の自宅から高尾山、筑波山、房総半島1周、大垂水峠超えの山中湖等々、あっちこっちに行っていました。しかし大人になってからはエンジン付きの乗り物ばかりで自転車そのものを持っていない時期が長く続いていました。そんな私ですが、起業をきっかけに約25年のブランクを経てオフィスまでの通勤に自転車を使うことにしました。
1台目:ダホン ルート
起業して最初のオフィスは西新宿の激狭シェアオフィス、自宅からの通勤距離は片道約6kmでした。このシェアオフィスには駐輪場がなく自分の部屋に自転車を持ち込む必要があったことから選択肢は折り畳みのみ。自転車に対して長期ブランクの浦島太郎状態の中での初めての折り畳みを選ぶことは相当ハードルが高く、あーでもないこーでもないと色々と調べました。それなりの距離、そしてちょっとしたアップダウンもあることからちゃんと走ることを最優先に、次にお値段。その結果、オフィスの近所にあったワイズロードでダホンのルートを購入しました。
ワイズロードの自転車・パーツ・サイクルウェア通販サイト


この自転車、折り畳みで小径ながらよく走ってくれました。自宅には長男が買った激安折り畳み自転車もあるのですが、その走行性能は雲泥の差。この自転車は西新宿を離れ中野区鷺ノ宮に都落ちしてからもずっと通勤に、さらには車に積んで行った先での移動にも大活躍してくれました。
2台目:サイクルベースあさひ WEEKENDBIKES
その後さらに引っ越した豊島区南長崎のオフィスには駐輪スペースがあったことからもはや折り畳みの必要はなくなりました。約6年ぐらい乗って相当ガタがきていたこともあり、このタイミングでこの自転車とはお別れすることにしました。
次に購入したのは、自転車販売チェーン大手の「サイクルベースあさひ」オリジナルブランドのクロスバイク、WEEKENDBIKESでした。

最近値上げラッシュの自転車ですが当時はまだ3万円以下、格安でしたね。

これを選んだ理由はまず安さ、次に重量でした。正直、クロスバイクとルック車の間ぐらいな感じですが、私にとっては必要十分なスペックであり特に大きな不満もありませんでした。
久しぶりの買い替えを決断
この自転車に乗って丸5年が経過しました。グリップ、タイヤ、ブレーキシューは一度交換しました。回転系の劣化やところどころにサビも見受けられますが、まだまだ現役で走れる状態だと思っています。ところが、オフィスとして使っている建物が大規模修繕をしている中、工事業者の雑な作業により自転車をかなり汚されてしまったのです。その補償として業者から3万円支払ってもらえることになったことから、この機会に買い替えすることにしました。
もはや自分で自転車をいじろうなんて1ミリも思っていない私。何かあればすぐに近所の店舗に持ち込み対応してもらう前提の私にとって最初の選択肢は「今と同じもの」でした。しかし、、、
高くなっちゃたなぁ、4万円超えじゃん!ということで急きょ他の選択肢を探すことにしました。
希望スペック
私の求めるスペックは以下のとおり。
予算:3万円
何より業者から受け取る補償分以内に収めることを最優先に考えました。
重量:12kg以下
安いものは重いものが多いためここで線引きしています。
フレームサイズ:500mm以上
身長体重がそこそこある私にとって小さな自転車には抵抗があります。サーカスで熊が自転車を運転しているような姿(ダホンに乗っていた時期は正にそう見えていたでしょうが)を避けるため、フレームが大きな自転車を求めます。
タイヤ:700c、英式バルブ
本格的なクロスやロードのタイヤは仏式バルブが主流だと思いますが、あえてどこでも空気入れが使える英式バルブを選んでいます。
ギア:フロントシングル、リア6~7段
片道約3kmの通勤が主体、坂もほとんどないルートにおいてフロント2段、3段など必要ありません。機構が複雑になればなるほど重くなると同時にトラブルのリスクも増えることからとにかくシンプルを最優先にしています。
組立済であること
ネットで買える格安自転車の多くは自分で組み立てる必要がありますがそんなのまっぴらごめんです。
これらの希望スペックからも明らかなとおり、私自身がルック車と呼ばれる「なんちゃって」クロスバイクを求めているのです。
選んだのはANIMATO BRIGGS
「クロスバイク 格安」で検索してみるとこちらのサイトが上位表示されました。
自転車通販サイト【cyma】

このサイトで格安のクロスバイクが複数見つかりました。2万円台前半からあるのは魅力的でしたが残念ながら予算内で求めるスペックのものは見つかりませんでした。
その後さらに情報収集していたところ「アニマト(アニマート)」というブランドの自転車にたどり着きました。そしてこのブランドが発売しているクロスバイクの中に私の求めるスペック全てに当てはまるモデルがあったのです。

このサイトには47,800円との記載がありますが、アマゾンではもっと安く売られていました。

ANIMATO(アニマート) クロスバイク BRIGGS(ブリッグス) マットブラック 700C アルミフレーム シマノ6段変速 A-32
ただし、アマゾンからの購入だと自分で組み立てなければなりません。そこでさらに調べてみると実はメーカー直販サイトで完成品を買えることがわかりました。

しかも上記サイトに記載されている定価よりも圧倒的に安い。アマゾンよりもちょっとだけ高くなりますが工賃だと思えば十分安いと思います。何よりも私の求めるスペック全てを満たしていたことからこれをポチッとしました。

今回はついでに泥除けもつけたので3万円超えになっていますが本体+防犯登録なら3万円未満で収まります。
納車
発注してから土日を含めて5日後、朝一に電話がありました。
「今日お届けできますがご予定は?」
ということで無事にデリバリーされました。さいたま市から来たらしいのですが、組立・整備だけでなく送料も含まれていることを考えるとこの完成車の価格はやっぱりリーズナブルだと感じます。
トラックから降ろされると書類にサイン、そして「何かトラブルがあればメーカーに直接問い合わせて下さい。ではこれで」と言われ、ドライバーはとっとと行ってしまいました。

しっかり養生されていますね。パッと見、傷などもなさそうです。

取説や防犯登録の書類、そして最低限の工具も付属していました。防犯登録は同社のある守口市での登録でした。
乗ってみた
取り急ぎ養生を全て取り除き、付属の工具でシートの高さ、そしてハンドルが微妙に曲がっていたのが気持ち悪かったのでそれらを調整してから跨いでみました。

最悪の想定よりは悪くなかったです。ママチャリのようなペダル等、至るところのパーツにチープ感が漂っていますがそもそも格安バイクですからね、高級感を求めることが間違っています。
重さ11.5kgは思っていたほど軽くはありません。これは今までどんな自転車に乗っていたかにもよるでしょう。
そして乗ってみたファーストインプレッションは「回転系が重い」。ペダル・タイヤが軽快に回るのは使い古したWEEKENDBIKESのほうがまだ上でした。短距離移動なので6速ギアでも問題は感じませんが、この回転の重い感じはちょっと嫌です。これがそもそものパフォーマンスなのか?グリスアップ等に問題があるのかはわかりません。
あと、ハンドルを切るのも重いです。
大前提として、多少のばらつきはあるものの価格とパフォーマンスは比例します。私の印象では3万円弱のBRIGGSより4万円強のWEEKENDBIKESのほうが走行性能は高いと感じました(新しいWEEKENDBIKESには乗ったことがありませんが)。
その上で「3万円でこの程度のパフォーマンスをどう受け止めるか?」と問われれば、私は「まあ、こんなもんだろう」と感じています。「走行性能は不満、でも安いから仕方ない」という判定です。

ANIMATO(アニマート) クロスバイク ENFLER(アンフレア) ホワイト 700C アルミフレーム シマノ21段変速 A-31