小規模企業共済からの借入で資産運用

本来ならもっと早くからやっておくべきだった「小規模企業共済」。

私は2010年から個人事業主として事業をはじめていたものの資金的な余裕がなかったこと(今も余裕はない)、そしてそもそも「小規模企業共済って何?」。当時は全く意識しておらず2023年になってやっと月額1万円という少額でスタートさせました。

最大メリットは節税

小規模企業共済に関する説明は割愛しますのでご興味のある方はご自身で調べてみて下さい。この制度における最大のメリットは「掛け金は全額所得控除」これに尽きると思います。私は既に15年以上、iDeCoによって所得控除を受けていました。さらに2023年分の確定申告からはこの小規模企業共済を組み合わせることによって控除額を拡大させています。

ただし、メリットがあるということはデメリットもあります。私の考える最大のデメリットは「短期解約すると元本割れする」ということ。そのあたりはしっかり検討する必要があります。

低利の貸付制度

掛け金を積立していくだけで毎年節税の恩恵を受けられるのですが、さらにその掛け金を活用する方法が借入です。小規模企業共済を積立していくとある時期(2年弱)からその積立総額の70%~90%を低金利で借りることができるのです。

一般貸付の場合の金利は1.5%。ということは1.5%で借りて4%で運用できれば2.5%の利益が残ることになります。今の御時世、4%での資産運用を目指すことは決して高いハードルではありません。実際、私が行ってきたiDeCoでは15年で資産はほぼ倍になっており、これは4.7%に相当します。

しかもこの借入は毎年利息だけ払えば元本の返済不要、すなわち毎年毎年新規である一定額を借りっぱなしにできるのです。もちろん最終的には返済するのですが、その最終とは共済そのものを解約(個人事業主の廃業)するときで最後は「行って来い」のはず。毎年節税できる上に借入金をプラスで運用できていれば手残りもプラスとなるはずです。

借入資格所得通知書

ただ、この貸付制度の存在は知っていましたが、それがいつからできるのか?いくらまでなのか?等々の詳細を全く把握していませんでした。そんなある日、普段見かけないような封書が届きました。

差出人は「中小企業基盤整備機構」。

年末調整・確定申告用の資料ならもうもらっているし何だろうと思いながら開封してみたところ、こんなものが入っていました。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

2025年4月1日に初めて借入可能となるその通知でした。さすがに月額1万円の積立なので借りられる額は10万円しかありませんが、それとて寝かしているよりは運用すべきと考え早速手続きを行いました。

運用は新NISAの予定

現時点での私のイメージは「借入 → 新NISAでの運用を10年強続ける」

現時点では取らぬ狸の皮算用ですが、仮に年間10万円としても複利4%で10年続ければ120万円ぐらいになるはずです。この運用益も非課税にできれば積立での所得控除とダブルで節税できることになります。ということで現在慌てて新NISAの勉強をはじめているところです。

私の場合は年間10万円という微々たる額ですが、小規模企業共済の掛け金の上限は月額7万円まで。ということは年額84万円の所得控除を受け、さらにこれを10年運用できれば、、、デカいです。

そういえば私、10年以上前には少額ですが株式投資をしていたことがありました。すっかり放置していましたが今でも証券会社の口座は残っていますのでそこに新NISA用の口座を開設するならすぐにでもできるはずです。または、ポイントに釣られて別の証券会社に口座を作るのもアリかと思います。

4月の借入に向けてこのあたりも考えていきます。

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