シニアの起業:スタートアップはシェアオフィス

2020年3月4日

サラリーマンをリタイアする前から起業自体はしてた私。2010年3月に税務署に届けを出していますので43歳のときですね。

そしていよいよ実際にリタイアすることになり、それまで属していたオフィスには当然ながら通えなくなります。そのため、別のオフィスを探すことにしました。

オフィスの必要性

本来、起業=オフィスが必要、というわけではありません。逆に最初はできるだけコストをかけるべきではなくいわゆるSOHO的な、小さくはじめることが鉄則でしょう。

自宅を使う、またはノマドとしてカフェやファーストフードを利用する、そのほうがマジョリティだとも思っています。

しかし私は昔から仕事とプライベートのスペースは切り分けたいという思いがありました。

仕事用の荷物も山のようにありましたし、何より1日中ずっと家にいるなんて苦痛でしかありません。とにかく外に自分の城的な場所を確保したいと思い、初めて自分専用のスペースを探すことにしました。

オフィスの選択肢

オフィスと言っても色々な形態があります。 2012年当時はまだ「WeWork」なんて洒落たものはありません(あったけど知名度が低かっただけ?)でしたが、それでもいくつかの選択肢が存在していました。

名目上だけのオフィス(バーチャルオフィス)やひとつの大きなスペース内をみんなで共用して使うシェアオフィス、普通の事務所用物件、そしてワンルーム的な住居を事務所として契約等々。

バーチャルオフィス

私の理解するバーチャルオフィスとは

  • 住所だけは一等地
  • しかし実際そこには出勤しない
  • 郵便物や電話は転送
  • 打ち合わせスペース等はあり有料予約制で使える

そんなイメージです。

バーチャルオフィスの利用を考えるケースとしては

  • コスト、特に初期費用ををかけたくない
  • 自宅とオフィスの住所はわけておきたい
  • 銀座、六本木、青山等、一等地の住所の名刺を持ち歩きたい

こんな状況のときだと思います。ただ、私は自分専用の城(スペース)が欲しいと思っていたためバーチャルオフィスという選択肢はありませんでした。

SOHO・起業家・週末起業家が使うバーチャルオフィス

コワーキングスペース、シェアオフィス

どこからどこまでがコワーキングでどこからがシェアなのか?線引きがよくわかりませんが、どちらにしろリアルな場所があるというのがバーチャルとの一番の違いでしょう。

その上で個室や自分専用スペースの有無などでサービス内容が変わってくるものと理解しています。

実際、いくつかのパターンのスペースを内見してきましたが、プライバシーが確保できる専用空間の必要性から、そのコストを考えるとその気にはなれませんでした。

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普通の事務所用物件

フリーの一般客相手なら街道沿いの路面店が必須でしょうが、そんなビジネスではない場合はビルの上階でも問題ありません。ただし事務所用の賃貸物件は総じて高い!

基本的に住居より事務所のほうが平米単価が高いため、同じ広さでも事務所用の部屋のほうが圧倒的に高いのです。その上、事務所用となっている物件の多くはそれなりの広さがあります。

平米単価が高い x 無駄に広い = とても高い

さらに保証金 or 敷金も住居の数倍取られることが普通です。貸す側・大家側としてはその店子が事業に失敗したときの回収を考えるとリスクヘッジしたい、そう思うのは同じ大家側として理解はできます。

ただ、こんな条件では初期コストがかかりすぎてなかなか借りられません。そこで、普通の住居用の賃貸物件をオフィスとして利用したいと考える方も多いかと思います。

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普通の住居用物件

しかし、ここにも大きなハードルがあります。一番のハードルは大家の理解が得られにくいこと。そもそも住居用の物件であれば、それは住居として利用してもらうことを前提に考えているのが普通です。それをオフィスとして利用されると

  • 契約とか入退去とか大変じゃないの?
  • 不特定多数の人が出入りしてうるさくなるのではないか?
  • 住居は非課税、オフィスは課税

とにかく面倒なことには巻き込まれたくない

今ではSOHOに理解のある大家や仲介業者も増えてきましたが、それでもまだ一般的とは言いにくい環境だと思います。

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私の希望条件

当時の私の希望条件は以下の通りでした。

  • 西新宿エリア(西新宿にはこだわり、土地勘、愛着がある)
  • 広さは問わないのけど個室
  • 家賃50,000円以下、光熱費通信費含め70,000円目安
  • 24時間出入り自由

リアルな部屋が欲しい、しかも個室で。この時点でバーチャルは消え、コワーキングも消え、そして家賃的に希望エリア内での普通の賃貸物件もほぼ消えました。

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最初のオフィス

残った選択肢はシェアオフィスのみ。そこで、その中から条件にあう物件を探すだけ、ということにしました。

その際、「西新宿」という狭いエリアに限定してしまうと選択肢がごく限られてしまうため、少し広げて中野坂上~東新宿ぐらいまでエリアを広げて探しました。

その結果、結局は西新宿のシェアオフィスのとあるスペースにたどり着き、実際に契約しました。

カプセルホテルのオフィス版

そこはビルのワンフロアのほぼ全てがパーティションで仕切られている空間でした。まるで昭和時代に流行った巨大迷路のよう。そこに大小、いや極小からそこそこの広さのスペースが50以上作られていました。

その中で私が最初に契約したスペースはこのフロア内でも最小(=最安)。横幅は120cm、奥行き250cm、窓なしの

超絶激狭部屋

イスを横にずらし机の下に足を潜り込ませばなんとか横になることも可能、というレベルの広さでした。

また、消防法の絡み(さらに建築基準法等の縛りもあるのかも?)から床から天井まで完全に仕切ることができず、漫画喫茶のように天井部分は空いていました。

これの一番の弊害は、電話などの声がバンバン聞こえるということ。

ここに決めた理由

内見時は当然ながら狭っ!という印象しかありませんでした。さらに声が通ってしまう、PCやTVの音は原則ヘッドホン使用ということにも抵抗がありました。

しかし、他の物件もいくつか見ていく中で費用対効果、コスパ的にここが一番のように感じました。

  • 西新宿アドレス
  • JR、西武新宿、大江戸線、どこからも駅近
  • バス便も利用可能
  • パーティションタイプで上は空いていても個室は個室
  • 近くに郵便局あり(転売用に必須)
  • 転売用の仕入れができる大型店舗が徒歩圏に多数
  • 入居日から無料でネットと電話(着信のみ)、FAX(受信のみ)が無料で利用可能
  • マルチファンクションプリンタあり(スキャンしてPDFなら無料)
  • スタッフ常駐のため申し送り的なことも可能(宅配便等の受取や発送も可能)
  • 音はそのうち慣れる気がした(実際、慣れてしまい何も気にならなくなった)

PC1台持ち込むだけで入居初日からビジネスとして稼働できるような環境でした。それでいて家賃は

39,800円

詳細は忘れましたがそのぐらいでした。

この広さだけを見れば高いと感じるでしょうが、最初から一通りの環境が揃っているオフィスとしてはそれなりの好条件でした。

最終的にはやはりこの家賃が決め手となり、ここに入居することにしました。

同じフロア内で引っ越し

実際、この場所が気に入り4年ぐらい入居していました。

ただ、さすがに最初の部屋では狭すぎました。ビジネスも拡大していた時期だったので、倍ぐらい広いスペースが空いた時点(しかも窓あり!外が見える開放感、安心感)でそちらに引っ越し(移動)しました。

2.5畳ぐらいの広さで家賃は70,000円を超えたぐらいだったと記憶しています。不動産業をやりつつフィギュアの輸出転売もやり、さらに資格の勉強もしていたころです。

退去

とても気に入っていたこのオフィスでしたが、スマートメータ交換の業務をはじめるにあたり車が必要となりました。でもさすがに西新宿で月極駐車場を借りるとなると何のために働いてるの?となってしまいます。

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そこで仕方なく、2016年の春に中野区の端っこまで都落ちすることになりました。