フリーランスと個人事業主

2020年2月26日

フリーランスと個人事業主の違い

そもそもこのふたつ、働き方に違いはありません。どちらとも企業や団体・組織に属さない(雇用関係を結ばず)働き方のことを指します。

それでも意味が違う2つの言葉、その差は開業届を税務署に提出したか?ということだけ、すなわち税務上の区分の違いがあるだけです。ただ、フリーランスと聞いて頭に浮かぶ業種は例えばデザイナーやエンジニアですが、個人事業主と聞くと何となく個人商店なんかをイメージしてしまう私です。

フリーランスとは?

企業や組織・団体と雇用関係を結ばずに、単発の仕事ごとに契約を結び案件ごとに業務を行う働き方のことを指します。

個人事業主とは?

働き方自体はフリーランス同様ですが、何らかの事業を行うために税務署に

開業届(正式名称は「個人事業の開業・廃業等の届出書」)

を提出した人を個人事業主と呼びます。

また、その事業は「個人が独立して仕事を反復継続している」必要があります。そのため、個人の不用品をメルカリやヤフオク等で処分するだけのような場合には業とは認められません。反復的に仕入れ販売を継続してはじめて業として認められます。

開業届を出す意味

個人事業を始める場合は原則として開業届を出すことになっています。

しかし、特に罰則があるわけではなく必ずしも開業届を提出しなければいけないわけではありません。ただし

確定申告を行うこと

年間の収入が38万円、副業として収入を得ている場合は20万円を超える場合、確定申告をしなくてはいけません。これは法律で決まっていることですのでフリーランスでも避けては通れない道です。

ところで、同じ働き方であるならばなぜわざわざ「開業届」を出すという面倒くさい手続きを踏む必要があるのでしょうか?

メリット

青色申告での確定申告が可能

なんのこっちゃ?という人も多数いると思いますが、開業届を出していないと「白色申告」での手続きとなります。

これまた「なんのこっちゃ?」ですが、簡単に言うと様々な費用が経費として認められたり(特別控除)、赤字を3年間繰り越して経費として計上できたりと白色にはない節税が可能となります。

屋号で銀行口座を作れる

これをメリットとして扱っていいのか?なところもありますが、事業としてきちんと届け出している、事業内容がわかるなどから屋号付きの口座名義のほうがクライアントから安心される業務もあるでしょう。

デメリット

青色申告で確定申告をする場合、帳簿付けなどの手間も増えます。自分で処理することも可能ですが、面倒な作業ですし毎年変わる法律対応などのためにも会計ソフトを使ったり税理士を雇ったりで対応したほうがいいと思います。ただし、当然ながらその分の費用もかかります。

私は2018年までずっと同じ税理士に顧問をお願いしていましたが、2019年からの大幅値上げを打診されたために解任、2019年からクラウドサービスに移行しました。

会計ソフトはfreee クラウド会計ソフト「マネーフォワード」

やってみれば簡単なのですが、最初だけは0から入力しなければならないマニュアル作業が面倒くさいので、やるなら最初からのほうがいいと思います。

まずはアクション

開業届を出す・出さないは別としても、まずは何らかの行動を今からでもはじめてみるべきかと考えます。とにかく一歩目を歩み出すことにより、今までは全く見えていなかった新しい景色が目に入ってくると思います。その次にどうするかはそのあとから考えても間に合うでしょう。

思考停止で何もしないことは退化と同義です。現状維持するにも常に努力・チャレンジをしていないと維持できないことを肝に命じて、ぜひ新しい世界を自ら切り開いて欲しいと思います。