【確定申告】スマホとfreeeで電子申告

今年もこの季節がやってきました。
紙での申告の場合は2022年2月16日からの受付ですが、電子申告の場合は1月上旬から受付が可能となっています(と言いつつ2月に入ってからの申告ですが、、、)。
去年初めて「e-TAX」で電子申告した私ですが、その手法はデジタルとは言い難い、ユーザーフレンドリーでもなんでもない、とても面倒くさいものでした。
そこで今年は、以前から使っている会計ソフト「freee」で申告してみることにしました。

会計の素人でもとっかりやすいと感じられるfreeeですが、2022年2月下旬をもって楽天銀行のAPIが使えなくなることが発表されています(継続協議中ともアナウンスされている)。個人事業主として楽天銀行も使っているのであれば、月額費用の安いプランがあり、楽天銀行の口座情報の自動取得も引き続き使えるマネーフォワードのほうがいいかも知れません。

私の場合は、今さらデータを丸ごと移管させ操作方法から何から覚え直しも面倒なのでこのままfreeeを継続利用しますが、これを機会に新規で電子会計アプリ・ソフトの利用を検討している方には両者を見比べることをオススメします。
スマホで申告するための事前準備
確定申告の電子申告にあたり、まず最初に目指したもの、それは
PCレス
加齢とともに細かい文字を読むこともきつく、基本的に事務作業はスマホよりも圧倒的にPC派の私。電子申告はもちろんPCでも可能なのですが、その場合にどうしても避けては通れない+αのハード機器が必要となります、それはICカードリーダー/ライター。

【e-Tax(オンライン確定申告)対応】ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S300 (e-Tax対応/eLTAX対応 確定申告 マイナンバーカード対応 マイナポイント 行政手続き 交通系ICカード残高確認)Windows/MacOS対応
Edyにはじまりスイカ・パスモが普及しはじめた電子マネー創成期には私もパソリを1台持っていたのですが、今となってはもはやスペック的に使えない代物。
使う機会がほとんどない、そしてスマホでできるのにこの確定申告のためだけに新しいハードを準備する意味はないという思想の私としては
スマホで完結できるならそれでいいじゃん
と思っています。
実際、去年のe-TAXでもスマホで申告しました。ただ、その際は事前準備やら入力やらが大変だったので今年は「freeeで一気通貫!」を試してみることにしました。
必要なもの
freeeを利用しスマホでの電子申告のために必要なものはこんな感じ。
- freee会計のデータ
- freeeの電子申告アプリ(去年はこれを入れる前にe-TAXで申請したために苦労した)
- マイナンバーカードとパスワード
- マイナンバーカードが読み込めるスマホ
- 年末調整で使った控除資料
- e-TAXの利用者識別番号とパスワード
難しいものはないと思いますが、今回始めて電子申告をする方の場合はe-TAXの利用者識別番号が必要となります。この番号の取得はfreeeの電子申告アプリ上で行えますのでやりながらでも大丈夫なはずです、たぶん。
作業の大きな流れ
1年間のデータ登録
freeeを開き「設定」→「確定申告」を選びます。が、確定申告を進めるためには兎にも角にもfreee上で1年分のデータ登録が必要です。初めてアプリを使う場合、最初こそ大変ですが次回以降がぐっと楽になるので頑張って登録して下さい。
私の場合、日々登録していますのでこの確定申告のために改めてやっておかなければならないような処理はありません。よってすぐに次のステップに進みます。
確定申告書の作成
上の画面の順に処理していくと「確定申告書の作成」に流れていきます。この時点で既に入力し終わっている1年分の売上と経費が表示されます。
このあとの作業は控除対象となるようなデータを入れていく作業となります。表示される質問に○Xで答えていき○には必要なデータを入力することになります。
○Xで選択する項目の入力
最初に出てくるのが生命保険料、そのあとに給与所得、株やFX、医療費等々が並びます。
生命保険料はマイナポータルと連携することで保険会社からのデータが自動取得されるような言い回しですが実際にはまだβ版。連携もちょっと面倒な感じなのでその場ですぐではなく別途手続きが必要そうだったので今期はスルーすることにしました。よってこれらのデータは自動取得ではなく後半に出てくるページで手入力としました。
とにかく項目ひとつずつ○Xをつけていき○にはデータを入力するという作業がいくつか続きます。
確定申告書の提出(送信)
全てを埋めると最後にまとめページのようなものが出てきました。
私の場合、2年前の大赤字を引きずっているいるので今期も所得は「0」、よって所得税はありません。赤字が繰り越せるのも個人事業主として開業届を出し青色申告をしているメリットです(ただし住民税は去年同様に均等割が発生すると思われます)。
いよいよ、ここから電子申告です。上記下段の「提出」を押すと必要なものの表示がされます。
既に一通りの準備はできているつもり。freeeの電子申告アプリもインストールしていますのでそのまま進めます。
いよいよ最終作業です。「マイナンバーカードの署名用パスワード」と「利用者識別番号のパスワード」を入力してマイナンバーカードをスマホにかざしました。
すると、、、
エラーかいっ!
去年はe-TAXを利用、freeeの電子申告は初めてだったため、表示のとおり電子証明書と利用者識別番号を紐付けができていなかったために発生したものと思われます。そこで指示どおり紐付けを行います。
サクッと紐付け完了。
改めて上記と同じ段取りでマイナンバーカードをスマホに読み込ませると、、、今度は成功!
当然のことなのですがこうして無事に終われると嬉しいですね。
受付結果の確認をしてみるとこちらも当然ながら
さらに念のためe-TAXのサイト側でも確認してみました。
これで今期もひとつのノルマを終わらせました。
最後に、freeeの電子申告アプリを使った確定申告の工数・難易度ですが昨年のe-TAXと比べると雲泥の差。freeeのほうが100倍楽です。来年以降もこのまま使い続けることになるでしょう。
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