【交通違反】警察による不当・不正・不法な取締り、再び

2021年12月14日

2020年末に発生した警察の権力の乱用とも言える案件。

法的根拠のない交通規制標識による取締りは法律違反であるとして徹底的に戦い勝利を手にしました。

それと同じような事件が約1年後にも発生してしまいました。

事件現場

現場は中野駅に近い早稲田通り。私は18:30ごろ西から東に移動し、以下のストビューで言えば「救急車の前」と「右側の電柱」の間を右折しました。

するとその先には野方警察署、地域3係の男性警官と女性警官が待機しており、私を止めて「交通違反である」と言ってきました。

交通規制の標識

現場をアップしたものがこちら。

  • 左の電柱、そしてその手前には何ら標識なし
  • 右奥には一方通行の標識
  • 右手前には横断歩道の標識

本来、法律によって規定されている場所には右折禁止を示す規制標識は一切ありません。対して警察の言い分は「手前にある」。ストビューで1クリック下がってみると確かにありました。

設置場所は規制対象の10m程度左手前、規制内容は「7時から9時、及び16時から19時の右折禁止(日曜休日を除く)」でした。

そこを路端として見た場合、右に侵入できるルート(駐車場)がありますが見通しが悪いため、それ以外にも道路があると判断できる可能性もあります。

実際、私はこの規制標識を目視確認した上で「今回の取締り対象道路とは別である」と判断して右折しました。

規制標識の法的根拠

これは以前にも辿った道、不起訴の決定を受けた私は当然把握しています。

道路標識設置基準

第3章 道路標識の設置計画 3-1 設置計画に関する基本的事項 3-1-1 設置計画に関する基本的事項

(1)設置計画の基本理念
道路標識の設置計画を定めるに際しては、次の各項に示す要件を考慮するものとする。
2)道路利用者に対して,案内,警戒,規制又は指示の情報を適切に伝達することができること

(2)設置計画の決定に関する配慮事項
道路標識の設置計画を定めるに際しては、次の各項に留意の上決定するものとする。
1)道路利用者の行動特性に配慮すること

第3章 道路標識の設置計画 3-1 設置計画に関する基本的事項 3-1-2 設置方式の選定

(3)設置方式の選定

3)規制標識
規制標識は原則として路側式とする

交通規制基準

第1 道路標識等設置・管理の基本原則

1 法令の根拠に基づく設置

道路標識等は、公安委員会又は警察署長等が交通規制を実施する場合における具体的な意思を表示する手段であるから、必ず法令の根拠に基づいて適確に設置しなければならない

2 適正な設置

道路標識等の設置に当たっては、交通規制の実効が上がるよう、歩行者、車両又は路面電車の運転者がその前方から見やすいように、かつ、道路又は交通の状況に応じて必要と認める数のものを設置しなければならない。

第3 指定方向外進行禁止

規制実施基準→留意事項

2 日、時間を限定して行う場合は、必要に応じて可変標識を活用し、規制内容が容易に理解できるようにすること。

設置基準設置場所→道路標識→設置場所

車両の進入を禁止する交差点の手前における左側の路端若しくは中央分離帯若しくは当該交差点に係る信号機(車両に対面するものに限る。)の設置場所又は車両の進行を禁止する場所の前面

設置基準設置場所→道路標識→ 設置方法

1 道路標識「指定方向外進行禁止(311―A~F)」の設置は、次によるものとする。

(2) 車両の通行を禁止する場所の前面(分岐点の突端、障害物の前面等)に道路標識「指定方向外進行禁止(311―F)」を設置するものとする

これらを簡単に咀嚼すれば

そもそも規制標識は適切に伝達できるところに設置しなければならない。さらに日時を指定した指定方向外進入禁止の場合は交差点の手前における左側の路端、前面(分岐点の突端、障害物の前面等)に設置しなければならない

そして「執務資料 道路交通法解説」によれば

有効適切な道路標識等を設置して行われなければ法的効力を生じないことになる。道路標識等は、この法律及び標識令に定めるところによつて適法に設置されなければならないことはもちろんであるが、その設置のしかたが歩行者や運転者等に客観的に認知できる、すなわち『分かりやすく』、『見やすい場所』に必要な数を設置することが必要であり、設置後においてもその維持管理について十分配慮して常に正常な状態に保つようにしなければ法律上有効な道路標識等ということはできないと解される。

この大前提・大原則があるからこそ、先の不法な取締りに対しても不起訴の決定が下ったと確信しています。

今回の不正な取締り対する警察の言い分

私には明確な法的根拠があるため、この取締りは不法行為であるとして現場で約40分に渡り警察官と徹底的に議論しました。警察官の言い分は

  • 取締りの理由は道路交通法違反
  • その規制の根拠はこの標識である
  • 標識設置の法的根拠など関係ない

現場の警察官は、法律的に無効な規制標識を根拠に取締りを行うことに何の違和感も持っておらず「そんな法律を知っている必要はない!」と言い出す始末。これは警察庁(警視庁だったかな?)から明確に否定されている「取締まるための取締り」の行為です。しかし現場の警察官が臨機応変に対応でるきるわけもなく、所轄の上司にも確認を取った上で強引に青切符を切りました

まあ、これが彼らの職務なのでしょうから仕方ない部分もあります。しかし、私は当然ながら全てを拒否(質問に一切応じない、サインもしない、切符も受け取らない)した上でその足で野方警察署に乗り込みました。

そこで上司と名乗る方にもこの取締りの遵法性を確認したところ

警察で法律論を議論することはない。所轄としては「この規制標識はこの対象道路のため」と公安委員会が認めてこの場所に設置したものであり、警察はそれに従って取締りを行っている

という言い分でした。ここまで開き直られるともはや警察と議論する意味は1ミリもないため、ここまでで終わらせました。

不正・不当・不法な取締りの弊害

このようなインチキの取締りを行ったとしても警察や公安委員会に目に見えるデメリットはなく、きっと彼らは一生不問なのでしょう。

本来であれば間違った運用により不正・不当・不法な取締りを行いドライバーに不利益をかけたのであれば、それなりの責任を負って当然だと考えます。しかし、この不正・不当・不法な取締りの不利益は常にドライバーだけが負うことになっているのです。

そのひとつが「行政処分」いわゆる点数です。ちなみに反則金は「刑事処分」であり、反則金を収めることによりこの不法行為を認めることになり起訴さない、すなわち刑事責任を負わない、という意味です。

行政処分による点数の加点(減点とも言う)、これは一定点数によって免停や免許取り消し処分を受けるというものですが、不正・不当・不法な取締りであれば当然に無効であるはずです。しかし、今の運用では切符を切られた時点で自動的に加点され、無違反のままま1年を経過しない限り自動的には消えないことになっています。よって、上記の不起訴の決定を受けた分でさえもまだ残っているのです。

これを消すには、私が不利益を被った時点(例えばこの点数も加点されたままでの免停等)で公安委員会に申立しなければならないのです。

また「刑事処分」に関しても、まず何度かの郵便物が届き、その後、錦糸町の簡易裁判所墨田庁舎に出頭するという一連の作業を行わなければなりません。

正直

何で俺がやらなければならないの!?

とりあえず今回も法的根拠を元に徹底的に戦うしかありません。

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