長年愛用したEvernoteを乗り換える

2000年ごろからPDA(Palm OS)を使いはじめ、積極的にペーパーレス&デジタル化を進めていた私。
今の時代の言葉で言えばDX、ですね。
時が流れ、iPhone(=スマホ)の登場によりPDAというマーケット自体が消滅してしまいましたが、常にオンラインで同期という新しい使い方ができる環境になりました。
年々使いづらくなってきたEvernote
そんなスマホ環境でのノートアプリの代表例のひとつが
Evernote
であることは間違いないと思います。
当然、私も使ってきました。
私はiPhone4sのころから導入した記憶がありますので2011年ぐらいから使っていることになります。
当時は「こんなアプリが欲しかった!」と思っていたものです。
そんなEvernoteを2020年まで使っていましたが、日が経つにつれどんどん制限がかかり、PCアプリも重くなる一方と、とても使いづらいものになっていってしまいました。
特に大きな不満を感じたのが
同期端末の制限(2台まで)
私の利用環境としては、iPhone、オフィスのPC(メイン&サブ)、自宅のPCと最低でも3台、できれば4台以上(可能であれば無制限)の同期(ブラウザで見れればOK)がMUSTと考えていました。
それがある時期から「2台まで」となってしまいました。
それでも我慢して使っていたのですが、特に最近のPCアプリの重さや、頻繁に出てくる有料へのアップデート、これに嫌気をさし、とうとう乗り換えることを決断しました。
乗り換えアプリの条件
軽くググってみると、さすが令和の時代、既に多くの代替アプリがあるんですね。
今までEvernoteで思考停止していたので全く知らないものも多数ありました。
そんなノート系アプリで私が気にするところは以下のような部分です。
- 無料
- サービスが続く
- 制限は最低限
老舗から新興勢力までいくつかの選択肢がありますが、一番嫌なのは
また乗り換えなくちゃならなくなること
Evernoteから乗り換えたのにまた短期間で、、、ということはどうしても避けたいです。
使い勝手が著しく悪いようなアプリはないでしょうから、安心して長く使えることを最優先としました。
選んだのはOneNote
ベタです。
でも「安心」「無料」となるとベストではない、かも知れませんがベターであることは間違いないと思います。

やりたいことはできそうです。
ちょっと気になるのはEvernoteでXとなっている部分。
そもそもEvernoteではできない機能であり私には必要ないのですが、OneNoteではできてしまうことが、今となっては使いづらい部分でした。
インストール
iPhoneにはApp Stoteから、PCはWebからアプリをインストールします。

インストール自体は何ら問題ないと思います。
問題があるとすれば、それはノート(データ)の引っ越し。
でも大丈夫、データの引っ越し用のアプリも準備されています。

ただ、今回私はあえて引っ越しツールを見送りました。
それは、逆にEvernoteにゴミデータもたくさん入っているから。
これをきっかけにデータの見直しと整理、そしてOneNoteの使い方の練習のためにも、1件1件コピペすることにしました。
アプリの起動
まずはPC側のアプリを起動してみました。

左下にある「+セクションの追加」「+ページの追加」ここでノートを増やしていくことになります。
セクションは見出し、項、章というイメージですね。
その下にページを追加していきます。
EvernoteとOneNote、両方を立ち上げ、1件1件、内容をチェックして必要なものはコピペ、いらないものは削除。
さらに必要なものもセクションで再整理、という形でちょっとずつ進めています。
OneNoteのメリット・デメリット
まだ短期間しか使っていませんのでちょっと弄っただけ、というレベルですが、良いところも悪いも少し見えてきました。
メリット
- 無料で当面サービス終了は考えにくい
- 同期台数無制限
これを目的に導入しているんですけどね。
同期も速くて全く気になりません。
デメリット
上記で取り上げたXの部分が、私にとってはマイナスに見えています。
OneNoteにおいては、開いた白紙のノートは縦も横も無制限状態。
ランダムにどこにでも文字を打ったり画像を貼り付けたり、手書きで書いたりできます。
ただ、それをスマホで見るときに、それがかえって邪魔くさくなります。
縦横に無制限にスクロールすること、その使い方は今までの私にはなかったやり方。
- 基本的にスマホを縦に持ち
- 画面を開いてその1画面内で
- 老眼でも視認できるそれなりの文字の大きさで
勝手に折り返して表示して欲しい
それができない(設定ある?)ことが現在唯一、苦痛に感じていることです。
また、PCアプリの立ち上がりがちょっと遅いような気もします(最新のEvernoteよりは少し速いぐらい)。
今後使いこなしていく中で新しい発見や使い方が見つかるかも知れませんので、とにかくまずは使ってみます。
さよなら、Evernote。