不適切な取締りによる青キップの白紙撤回を求めて

2020年11月16日

Uber Eatsの配達パートナーになって劇的に変化したことが2つあります。

ひとつは走行距離が飛躍的に伸びたこと

マイカーは年間2,000~3,000km程度しか走りませんが、Uber Eatsで使っているバイクは年間軽く30,000kmを超えてしまっています。

そしてふたつめは交通違反で捕まることです。

それまで数年に一度しか捕まらなかったことが、Uber Eatsをはじめた途端、年に数回も捕まってしまっています。

大きな理由(言い訳)は

  • バイクは機動性が高いためすぐに曲がったりできてしまう
  • 様々な問題を抱えていることから考えごとが圧倒的に増えてしまい、意識が違うところに飛んでしまっていることがある

結果、決していいことではない、いや悪いことなのですが標識を見逃してしまう、そしてなぜかその先に警察が待機していることが多い、という流れです。

その結果として現在、免許を取得してから30年以上ではじめて

免停にリーチ

なので今は取締りされないことを最優先に超安全運転で稼働しています。

交通違反通告制度

交通反則告知書(いわゆる青切符)を切られた場合、それ以降の処分は「反則金」「違反点数」のふたつがあります。

反則金

こちらは刑事処分の代替えです。

反則金を納付することによって本来発生する刑事処分を受けなくて済む、という建付けになっています。

逆に反則金を納付しないと刑事手続きに移り捜査→書類送検、そして検察によって起訴・不起訴等の判断が下されるという流れになっています。

ただし、反則金の納付は記載のとおり任意です。

反則金を納付しない場合、指定場所に出頭して取り調べが行われるという流れになるはずなので、その際に警察官や検察官に事情を話すことができるのでしょう。

点数

こちらは行政処分です。

まずはじめに、単純に点数を加点されただけでは何の申立もできません

この加点によって免許停止処分やゴールド免許にならない免許更新処分になる等、具体的な悪影響が出たときにはじめて、それらの処分に対して不服申立や訴訟で争うことができるという建付けです。

今回の違反内容

基本的に私は、青切符が切られる状況になった際には、違反が確実であるという前提の下で素直にサインと拇印に応じます。

相手はその道のプロ、何なら罠を仕掛けてそこにはめ込むというような卑怯な手法も積極的に取り入れるような組織ですので、その場で反抗しても何ら解決することはないと思っています。

よって今回もサインと拇印には応じました。

違反内容は

通行禁止違反、禁止場所右折(16時から19時までの時間限定)

セルフ現場検証

しかし、青切符には応じたものの、どうしても腑に落ちない点がありました。

それは

そもそもその規制の存在を全く認識できなかった

しかも、青切符の処理は現場から相当離れた(約500mぐらい)場所で行われたため、その時点で現場を確認することもできませんでした。

ただし、移動させられたのはそこが細い一通の道路であり、私の後ろについてきて同様に右折してきた車も取締りを受け、交通の邪魔になるから広い場所まで移動したということであるため、ここに警察の不手際があったとは考えていません。

何であれ、その場で確認することはできなかったため、全ての処理が終わったあとに現場に戻ってみました。

現場に戻り写真撮影も行っていますが、既に日も暮れ暗い環境であったため、現場をストビューで確認したものを流用します。

どこに右折禁止の標識があるの???

少なくても、右折のために減速~停止する位置において、上下左右、目視できる範囲に該当の標識は確認できません。

この状況からもわかるとおり、標識を設置できる場所は複数あるにも関わらず、どこにも右折禁止の標識はありません。

そして実際、私は過去から何度もここを右折していました。

しかし、最初に私の違反を見つけ、私を制止させた警察官によると

「標識は上と左、2か所に設置してあったんですよ」

でっ?どこに??

それはここでした。

ストビューだとちょっとわかりづらいですが、確かに上と左、2か所に標識はあります。

ただし、それは右折する道路から手前の位置。

上の標識は約10m手前、左の標識は約30m手前です。

この位置の設置による私の認識は右のマンション側に入ることが禁止という理解です。

すなわち

この位置での標識設置によって対象道路の右折禁止を規制を示しているとは1ミリも受け取れません!

法的根拠

左手の電柱や既に存在している右手の標識の位置等

標識を適切設置できる場所があるにも関わらず何ら設置していない

これは大きな問題であると考え、法的根拠を探してみました。

道路交通法施行令

(公安委員会の交通規制)
第一条の二 法第四条第一項の規定により都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)が信号機又は道路標識若しくは道路標示を設置し、及び管理して交通の規制をするときは、歩行者、車両又は路面電車がその前方から見やすいように、かつ、道路又は交通の状況に応じ必要と認める数のものを設置し、及び管理してしなければならない。

→ その前方から見やすい位置に設置されていません。

道路標識設置基準

第3章 道路標識の設置計画 3-1 設置計画に関する基本的事項 3-1-1 設置計画に関する基本的事項

(1)設置計画の基本理念
道路標識の設置計画を定めるに際しては、次の各項に示す要件を考慮するものとする。
2)道路利用者に対して,案内,警戒,規制又は指示の情報を適切に伝達することができること。

(2)設置計画の決定に関する配慮事項
道路標識の設置計画を定めるに際しては、次の各項に留意の上決定するものとする。
1)道路利用者の行動特性に配慮すること。

→ 情報を適切に伝達できていない、行動特性に配慮されていません。

第3章 道路標識の設置計画 3-1 設置計画に関する基本的事項 3-1-2 設置方式の選定

(3)設置方式の選定

3)規制標識
規制標識は原則として路側式とする。

→ 路側式の標識はありますが、それは対象の交差点から相当離れています

交通規制基準

第1 道路標識等設置・管理の基本原則

1 法令の根拠に基づく設置

道路標識等は、公安委員会又は警察署長等が交通規制を実施する場合における具体的な意思を表示する手段であるから、必ず法令の根拠に基づいて適確に設置しなければならない。

2 適正な設置

道路標識等の設置に当たっては、交通規制の実効が上がるよう、歩行者、車両又は路面電車の運転者がその前方から見やすいように、かつ、道路又は交通の状況に応じて必要と認める数のものを設置しなければならない。

3 統一的な設置

道路標識等の設置に当たっては、交通規制の種類に応じて、標示板の高さ、間隔、配列その他の設置の方法をできる限り統一するように配意しなければならない。

第3 指定方向外進行禁止

規制実施基準→留意事項

2 日、時間を限定して行う場合は、必要に応じて可変標識を活用し、規制内容が容易に理解できるようにすること。

設置基準設置場所→道路標識

設置場所

車両の進入を禁止する交差点の手前における左側の路端若しくは中央分離帯若しくは当該交差点に係る信号機(車両に対面するものに限る。)の設置場所又は車両の進行を禁止する場所の前面

設置方法

(2) 車両の通行を禁止する場所の前面(分岐点の突端、障害物の前面等)に道路標識「指定方向外進行禁止(311―F)」を設置するものとする(図例(1)参照)。

→ 上記ストビュー画像のとおり前面には何も設置されていません。

執務資料 道路交通法解説

有効適切な道路標識等を設置して行われなければ法的効力を生じないことになる。

道路標識等は、この法律及び標識令に定めるところによつて適法に設置されなければならないことはもちろんであるが、その設置のしかたが歩行者や運転者等に客観的に認知できる、すなわち『分かりやすく』、『見やすい場所』に必要な数を設置することが必要であり、設置後においてもその維持管理について十分配慮して常に正常な状態に保つようにしなければ法律上有効な道路標識等ということはできないと解される。

これらのことから

  • この場所の規制の存在を伝える標識の設置方法には大きな問題がある
  • よって今回の取締りは無効である

と判断します。

不服申立

この事実から、この場所での取締りは警察庁通達により禁止されている

検挙のための検挙

であると判断し、今回の取締りの白紙撤回を求めて不服申立てを行うことにしました。

刑事処分

とにかく反則金を納付しない、スタートはここになります。

青切符にサイン、拇印しても大丈夫です。

逆に納付=違反を認めたことになってしまいます。

期限までに納付しない場合、次はきっと督促状が届いたりするのでしょう。

それも無視し続け、青切符に記載されている12月4日に出頭すればいいのでしょうか?

その辺りは、後日確認しておきます。

行政処分

こちらは上記のとおり、何らかの不利を被ってからでないと手続きができません。

多分、今回の違反で免停に達するはずなので、そこからがスタートになると思います。