シニアの起業:今年も年末調整がやってきた

毎年この時期恒例の郵便物が次々と届いています。
そう、この時期にやってくるものと言えばまずは保険料控除証明書。
そしてこの証明書を使って最終的に処理しなければならないのが
年末調整
です。
今年から大幅変更されたもの
今までのフォーマットのうちのひとつ、「給与所得者の配偶者控除等申告書」が
「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書」
というものに変わりました。
さらに条件の一部も変わっているため、詳細はご自身でご確認下さい。
国税庁 → 利用者別に調べる → 源泉徴収義務者の方 → 年末調整がよくわかるページ
この中での大きなトピックスは
でしょう。
今回「電子化」と言ってるのは
令和2年分の年末調整から、生命保険料控除、地震保険料控除及び住宅借入金等特別控除に係る控除証明書等について、勤務先へ電子データにより提供できるよう手当されたことなどを受けて、年末調整手続の電子化に向けた施策が実施されます。
https://www.nta.go.jp/users/gensen/nenmatsu/nencho.htm
しかし、現時点で対応されている保険会社は限られており、一部でしか使えません。
センスのかけらもない
そもそもですが、慣れもあるとは思いつつも
行政から提供されるものは利用者目線が圧倒的に不足しており劇的に使い辛い
正直なところアホなの?
と感じることが多々あります。
現時点では
なんちゃって、デジタル「風」
でしかなく、まだまだ使いものにはなりません。
例えば、以前からPDF対応されている申告書の各フォーマットですが
各フォーマットが単独でPDF化されており、同じ入力を何度も要求される
- 宛先の税務署名
- 自分や扶養家族の氏名、住所、マイナンバー
- 法人名、法人番号 etc.
各申告書に同じ文字、数字が入るのであれば
こちらの作業は1回にしてくれ!
対応されていない以上、今年も無駄にアナログで処理するしかないようです。
要提出物(社員→会社)
まずは、個人(社員)から会社へ提出しなければならないものを片付けていきます。
- 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
- 給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書
- 給与所得者の保険料控除申告書
これらは毎年デフォルトですので、去年の分のコピーなどを持っておくと次年度の作成が楽です。
さらに「住宅借入金等特別控除申告書(住宅ローンを利用している場合)」等、一部の方が利用できるものもありますので、必要に応じて準備して下さい。
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書

見慣れてますよね。
この中で、毎年一瞬悩むのが扶養家族の「所得」。
収入と所得は異なるので間違えないようにして下さい。
「収入」が55万円以下の場合の「所得」は0円です(のはず)。
給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書

このフォーマットは初めて目にします。
パッと見、面倒くさそうにも感じますが、ひとつひとつの説明を読めば普通に処理できるはずです。
また、こちらで上段の「収入」に対する「所得」の計算ができますので活用して下さい。
給与所得者の保険料控除申告書

こちらも毎年恒例です。
私の加入してる保険は電子化対応されていないため、今までどおり届いたハガキを参考に項目を埋めていきます。
私が経営している私一人の法人の社員である私が作成し、私の法人に提出する、という流れになります。