シニアの副業:M&Aのための情報収集チャネルの拡大

先日公開したこちらの記事にも書きましたが
今回は
事業引継ぎ支援センター
に関して触れてみます。
レッドオーシャンの仲介サイト
最近流行りのスモールM&Aの仲介サイト。
簡単、無料で登録でき、M&Aが成立した場合の手数料も格安、、、とってもメリットがあるように見えます。
実際、メリットもあり、今まで高かった・高いように見えたハードルがグッと下がってきました。
ただ、ハードルが下がるということは、それに比例して上がるものもあります。
それは
競合・競争率
そりゃそうですよね。
レッドオーシャンだからダメ、ということではありませんが、ハードルが下がると買い手だけでなく売り手のハードルも下がってしまうものです。
価値のないものも乱立してきます。
そんな中から無理して強引に価値を見出し、0円のものを100万円で買ってしまうようなことになっては本末転倒。
そんな環境の中から「だけ」では、いい案件に巡り合うことは相当難しい気がします。
そんな環境からの脱出、別ルートでの情報収集を目指して事業引継ぎ支援センターの門を叩くことにしました。
公的機関である事業引継ぎ支援センター
中小機構では、「中小企業事業引継ぎ支援全国本部」として47都道府県に設置されている「事業引継ぎ支援センター」をサポートしています。
後継者不在で事業の引継ぎを検討する中小企業・小規模事業者と経営資源を引き継ぐ意欲のある中小企業・小規模事業者に対して、47都道府県に設置された「事業引継ぎ支援センター」の専門家が、事業引継ぎに係る課題解決に向けた助言、情報提供及びマッチング支援を行っています。
https://www.smrj.go.jp/supporter/succession/index.html
原則、各都道府県にひとつ(東京には23区と多摩地区のふたつ)設置されています。
利用する理由
アポを取って面談しなければなりません。
また、事業経験がなく今後、創業(起業)の手段として譲受(買収)を希望する場合には、まず連携創業支援機関(東京の場合は日本政策金融公庫、東京ビジネスサポートプラザ)に問合せる必要があります。
私は既に事業主なのでこのステップはパスしましたが、未経験の方の場合は事業計画書等などを求められるのかも知れません。
こんな面倒なハードルが事前にあることから、誰でも登録できる仲介サイトよりも利用者が少ないだろう、そんなイメージから活用しようと思った次第です。
面談
ということで早速面談してきました。
リクエストのメールを送ったその週内に面談がセッティングできたのでかなり速い対応です。
場所は東京商工会議所。
以前にも一度行ったことのある場所でした。

ただ、変な場所でしたね。
クネクネしたフロアの通路を抜けた先の角にちょんと置いてある内線電話で連絡、オープンエリア内にある会議室を利用でした。

特別感あり?
約1時間ぐらい打合せを行いました。

機密情報もある?ので詳細に全容はお話しできませんが
- 後継者不在の事業主からの依頼に対応
- 売り手に買い手を紹介するマッチング方法(その逆は今のところなし)
- 売り手は専属専任でクローズ案件として処理、よってネット等に情報が掲載されない
- 2000社ぐらいの案件がある
すなわち、ネットの仲介サイトでは見つからない案件を見つけることができる(かも?)ということで登録?申し込み?面談してくる意味は十分にあると思います。
問題点
ただ、現状のやり方には問題点もあると感じました。
上記のとおり、ネットに情報が載らない専属選任案件であることから、売り手としては買い手探しをセンターに一任するしかありません。
しかし、センターが適切な買い手候補者を売り手側に紹介できる保証がないのです。
現時点では、センター側は私のような買い手としての登録者に
「対象業種を絞って欲しい」
という要求を出しています。
しかし、私はビジネスを継続、復活、拡大したいのであって業種を問うているわけではないのです。
なので現時点では
「業種は問わない。私ができることは問題分析、対策立案・実施であってそれは業種を限定しているわけではありません」
と伝えていますが、、、これだと一生、紹介されない可能性もあると思っています。
逆にこちらからの提案として
「今週の新規案件的な情報をメルマガで流すこととかできないのですか?」
と聞いてみたのですが、、、
公的機関でもあり、個人情報、個別情報を不特定多数に安易に発信することができないんです
というスタンスでした。
決して不特定多数に安易に発信するわけではないと思うのですが、、、行政機関としてはできることに制限があるのも仕方ありませんね。
とりあえずは連絡が来るのか?を様子見、そして何も動きがないようであれば希望業種を送るなどを検討したいと思っています。