都税事務所が40年超誤り続けた事実の追求

毎年4月から5月にかけてやってくる郵便物のひとつ
固定資産税&都市計画税(固都税)
納税は国民の義務、資産を持っている以上避けては通れません。
そんな税金ですが、先日「あれっ?」「おやっ?」という資料を発見しました。
構造の間違いを発見
普段なら資料をスキャンして税金を払って終わり、というルーティンなのですが、、、今回は珍しく内容を読み込んでみました。
すると、、、
あれっ?この物件って鉄骨造だけど?

不動産に関しては「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造(RC造)」という区分けがあるのですが、それぞれ評価額(=税額)が異なっています。
単純に
木造 < 鉄骨造 < RC造
ということは、、、
今まで高い税金払ってたんじゃね???
となればやることはひとつ、凸です!
一般常識に欠ける対応
固都税は地方税なので問い合わせ先は都税事務所となります。
まずは穏便に問合せ。単純に質問として投げかけてみました。
確かその翌日、電話がかかってきました。
が、、、そこからが長かった。
1回目の連絡
都税:詳細、確認しました。よろしければ説明させていただきますので事務所までお越し下さい
私:はっ?何であなた方のミスを聞くために私が時間を割いてそちらにいかなくちゃいけないの?紙で出してよ。
都税:ルール上、紙では出せないことになっておりまして、、、
私:それはそちらの都合でしょ?ミスした側のルールなんて知ったこっちゃない。紙で出せないならこっちに来てよ
都税:検討します
私:それで、そもそも内容は?
都税:簡単に申しますとチェックミスです。
私:そんなことはわかってる。そうじゃなくて本来は何をしなくちゃいけなかったのに何をしなかったからこうなった、という事実を時系列で教えてくれないと。原因がわからないのに対策は取れないでしょ?
都税:モゴモゴモゴ、、、
私:それをまとめてからまた連絡して
2回目
都税:やはり一度お邪魔して説明させていただきたく、、、
私:それはいいけど原因は?
都税:担当者の確認ミスでした。
私:何をどうミスしたの?
都税:本来は都税事務所で管理している台帳と謄本の付け合せをしなければならないのですがそれをやっていませんでした。
私:それは毎年やることなの?
都税:モゴモゴモゴ、、、
私:やり直し
3回目
都税:紙で提出させていただきます。
私:それはいいけど内容は?
都税:まず本来は台帳と謄本の付け合せをしなければなりませんでした。しかし、先に鉄骨造という確認を取っておりそれを台帳に載せたため、以降のチェックはしていませんでした。
私:なるほどね、ということは築年から約40年、ずっとやってなかったってことね。
都税:そういうことです。
実は鉄骨造でありながら謄本上はRC造という記載になっていました。課税明細書にはその情報を引っ張ってきてRC造と印刷されていたようです。そっちの付け合せは最低でも一度はやっていたということです。
私:スタート時点はわかった。ただ、平成29年に修正登記が入っているよね。それが反映されていない理由は?

都税:モゴモゴモゴ、、、
私:やり直し
4回目
都税:確認できました。スタート時点は説明したとおりです。そして修正登記が入った時点で印字部分を直さなければならないのがルールでした。修正登記が入った場合、法務局から都税事務所には自動的に連絡が入る仕組みですので連絡は受けたいたはずです。しかし、その後の処理をやっていなかった、ということになります。
私:理解します。最後に表記はRC造になっていたけど計算は鉄骨造でやっていた証明は?
都税:はい、そちらも計算しました。本来RC造であればXXX円ともっと高くなります。
私:理解します。その上で正しい計算書の再発行はできないの?
都税:それはできないんです。来年分から反映させます。
私:理解します。ただし、今までの印字が間違っていたことだけ書面を出して欲しい。
都税:わかりました。

いやぁ、長かった。
最初からその場しのぎの隠蔽体質全開。
そのATフィールド(壁)を1枚1枚剥がすのが大変でしたが、最終的には原因究明ができ対策も取れたと思っています。