特別定額給付金が遅い!日本のシステム構築の闇

2020年5月22日

このコロナ禍において何より目先の生活の安心のためにも今すぐに欲しいのがキャッシュ。

既に行政サイドからいくつものセーフティネットを張り巡らされていますが、、、

それが全然届かないんです!

まず、5月1日に申請した持続化給付金は「新赤枠」表示が「新新赤枠」表示になっただけ。

そして満を持してスタートした一人10万円の制度

特別定額給付金

これも申請開始初日にマイナポータルで申請済み、今のところ不備連絡なし、既に同じ区内で給付を受けている人もいる、でも我が家は、、、

こんな人が多数おり持続化給付金と合わせこちらもTwitter内でも大きな話題になっています。

全てがブラックボックス

今どこで何が起きているのか?

それが全く見えてこず、この現状のままでは埒があかないと判断しました。

また、こんな状況であるにも関わらず「今日から給付がはじまりましたぁ♪」「申請手続きのお手伝いをしてますぅ♡」みたいな呑気なツイート(あくまでもイメージです)をしている議員に多少苛立ちをおぼえたこともあり、私自身がTwitter経由で地元の区議会議員数名に質問を投げてみました。

はなからスルーもありましたが何名かからは回答をいただきました。

ただ、そのほとんどがピント外れや大本営発表のみ。

そんな中、最後まで(まだ最後じゃないけど一旦の区切りという意味で)親切・丁寧・真摯に向き合いご対応いただけたのが辻誠心区議会議員でした。

私はどちらかというと非自民(&反共産)派ですが常に是々非々。

正しいことをロジカルにきちんとやっている方を評価するスタンス(だから共産や立憲は苦手)ですが、この方はこの特別定額給付金のみならず全国相手の持続化給付金の闇にまでメスを入れようと奔走。

そこまでやる?

やりすぎじゃない?

無理しないで

と思えるほど一生懸命やってくれました。

ここまでの取組みに対しては正当な評価をすべきであると考え、ここで一度お礼を言っておきます。

しかし、それでも最後までブラックボックスの解明はできませんでした。

ボトルネックが公に

ところが偶然にもこのブラックボックスが白日の下に晒されることとなりました。

それは5月22日(金)のミヤネ屋でのこと。

ここに大阪府四條畷市の東市長が出演していたのですが、この方が現状を明確に解説されていました。

ただ、、、私に用事があったため頭の部分しか視聴できず。

用事を済ませ急いで調べたところ、テレビで使われていたのと同じフリップ(たぶん)を見つけました。

それがこちら。

noteに投稿されていました。

なぜ10万円給付に時間がかかるのか

まだこのことを知らない方も多いと思われることから、今回、この記事を参考に説明していきます。

基本方針の種類

大きく分けて方針は3つ。

  1. 全体最適型
  2. 一部最速型
  3. 力技型

私の地元も含め多くの基礎自治体では、ここで言う「全体最適型」を選んでいると思われます。

具体的な手法としてはマイナポータルと書類の両面待ち。

マイナンバーカードを持っている住民は先に申請可能、持っていない、やり方がわからない、面倒くさい住民向けには追って申請書を発送、というやり方です。

ここは基礎自体によって状況が異なることから方針が違っても構わないと感じました。

問題点

基礎自治体によって違いはあるでしょうが、たぶんほぼ同じようなことをやっていると想像します。

全体最適型を採用するにあたっての問題、それは

オンラインとは名ばかりでほとんどがアナログ作業

ということです。

マイナポータルで初日に申請した私のような住民は

初日にオンラインで申請完了、デジタルデータなんだからすぐにシステムで処理、最終チェックのために人の手を介したとしてもほんの数分で1件完了でしょ?

そう思っていました。

しかし、市長の説明によれば

  1. 申請データのダウンロード
  2. zipファイルの解凍
  3. CSVデータを申請書様式に変換
  4. 印刷

まずここからがスタート地点とのこと。

やってることが全てアナログ!

しかも印刷!?この時代に???

結局のところ

一旦紙ベースで郵送と同じフォーマットに統一し、以降の処理その紙で進めていく

という前近代的なやり方になってしまっているようです。

本当のところはわかりませんが、上記辻議員のツイートを見ても大きく外れているということはなさそうです。

その結果、マイナポータルで初日に申請していたももはやどこに誰のデータがあるのかわからない、そんな状態のように感じます。

原因

令和のこの時代になぜ昭和なやり方をしているの?

それは

マイナポータルのデータと住民基本台帳ネットワークシステムのデータが全くリンクしていないから

ということなんでしょう。

基礎自治体にとっての神データ(GOD)はこの住基データですが、そもそもこのデータを扱っているシステムは基礎自治体ごとにバラバラです。

そこにいきなり、国から「これもGODだからよろしく」と偽かも知れないデータが一方的に飛んでくる流れ。

まずはそのデータの精査からはじめなければならないのですが、その中の相当数が不具合(30~40%と言っていたような気がします)とのこと。

極端な例では氏名が「あいうえお」でも通ってしまう、そんなクソシステム(もはやこれをシステムと言っていいのか?)がマイナポータルなのです。

「えっ?マイナポータルでマイナンバー情報読み取ってるから名前を間違えることなんてないじゃん」

確かに読み取っていますがが、それはあくまでのその申請をした1個人の情報だけ。

マイナポータルでは「1世帯」全員分を1回で手続きすることになっていますが、例えば3人家族なのに10人分申請する、なんてことができてしまうのです。

アホくさっ!

国はいつも左うちわで上から「やっといてぇ」、現場は常に汗水垂らしてヒーヒー、泣きながら頑張っている、という感じですね。

対策

これはもう国の仕事でしょう。

GODデータは国の責任で一元管理する必要があると思っています。

なのに業界団体の顔色をうかがいながら中途半端に作ってしまったために誰にも使われなかった以前の住基ネットワークシステム。

そしてその失敗を全く糧にできていない、何の役にも立たない今のマイナンバー制度。

ここを早急に見直し、個人の所得と税金と口座を一元管理することが必要だと考えます。

ちなみに私はそもそも論として

マイナンバーカードを健康保険証、免許証として活用すべき

と考えている人間です。

何の申請をしなくてもオートマチックに様々な処理が行われれば、そもそもまず申請をする必要がなく、人為的なミスや確認なども不要なのです。

いつの時代も「個人情報ガァー」という輩もいますが、そもそもあなたの個人情報にそれほどの価値なんてありません。

さらに、楽天やアマゾンにはガンガン個人情報を送ってるのに何で国には送れないの?

百歩譲って国に送れない理由は理解できますけどね。それは国(政治)が信用できないから。

ここを命がけて乗り越える与党が出てこない限り、これからもアナログ的な人海戦術と時間で解決していく解しかありません。