埋没していく日本の経済

2020年3月8日

品不足は紙製品にはじまり食料品にまで影響

新型コロナウイルスの悪影響が止まりません。

国内生産シェアが圧倒的に高いトイレットペーパーやティッシュが売り場から消えるぐらいのときはまだ相変わらず情弱が暴れているなぁと冷ややかに見ていました。

紙製品は供給量が減ったどころか逆に増えている状態だったので、時間が解決してくれると待つだけでも大丈夫と信じていました。

しかし、政府から休校要請が出された3月、その初週からスーパーの売り場の様子が大きく変わりました。

まず納豆が消えました。これは

納豆菌が腸のバリア機能を活性化させると言われており免疫力を高める効果に期待

という背景からのようです。その流れからか?納豆コーナーの近くにある豆腐も相当な品薄感。

こちらは2020年3月5日時点のとあるスーパーの味噌や出汁のコーナー。

もう大豆製品ならなんでも状態です。

冷凍食品やカップ麺なんかも相当品薄のように感じましたしさらに野菜も。売り場の構成が日に日に変わっていくように感じます。

逆に肉コーナーだけは常にたっぷりの品揃え。

供給が減ったのではなく需要が増えただけ

職場や学校が休みになり自宅で食事をする人が増えたから需要が上がったという見方は確かにあると思います。ただ、それにしても異常な光景だと感じます。

私のイメージですがこの状況は

  • 根拠もないのに品薄になるとの情報が流れる
  • それを耳にした情弱者がいつもの倍の商品を買おうとする
  • 一時的に品薄になる
  • 店頭から商品がなくなる
  • それを目にした普通の人さらに購入しようとする
  • 社会現象となり全体に広がる

こんな流れでしょう。

供給量は変わらない、でも需要が倍なら店頭から一時的に商品が消えるのは当然です。

確かに不安になるのは理解できます。テレワークの加速などからマンパワー不足になる→供給量が減るような不安もあるでしょう。

しかし、実際にテレワークを導入しているのはデスクワークを中心としたホワイトカラーがメインであり、大震災のときのように現場・工場が止まっているわけではありませんし国内物流も動いています。

ブルーカラーの方々は日々出社して仕事をしています。原材料や素材の供給、物流網が止まらなければ問題はないはずですので各々の冷静な対応が求められます。

サプライチェーンマネジメントの脆さ

国内の物流には今のところ大きな問題はないものの、逆に看過できないのは国際物流

中国は世界の工場と化してから相当な時間が経っています。もはや中国なしでは世界物流は成立しない環境です。

さらに時代はJust in time

必要な物を必要なときに必要な分だけ、さらに中間業者も排除、この流れが加速したことにより流通在庫がほとんどない環境の中で生産から市場での販売までが数珠つなぎで行われています。

これがいわゆるサプライチェーン(供給連鎖)マネジメント(SCM)です。

この環境下で中国からモノが出てこない=供給が止まれば市場からモノが枯渇するのは当然です。Made in Chinaの工業製品はその影響をモロに受けてしまいます。

冷凍食品も工業製品だが

それは何も家電やPC、スマホに限ったものではありません。

以前、中国製冷凍ギョーザ中毒事件などがあったように、今では加工製品のみならず野菜などの素材も含めた冷凍食品も中国から大量に輸入しています。

これらも言ってみれば工業製品の一部なので気になっていました。ただ、複数の大手スーパーからのアナウンスによれば在庫は潤沢で当面は問題なし

  • 野菜は季節モノで収穫した際に一気に冷凍、出荷
  • そもそもかさばらない、賞味期限が長い

こんな背景なのだと勝手に理解しています。

加速する脱中国

今まではあまりにも中国に依存しすぎていました。

日本から見れば安い、近い、(人が)多い、大きい(広い)などのメリットがあり1990年代後半から一気に生産をシフトさせました。そしてそれは日本に限らず世界全体で同様な動きに。

ただ、並行して技術も人も流出してしまいました。今では中国も相当な経済成長により決して安くない状況なのですが

  • 工場を潰してしまった
  • 中国のコストが上がっても日本はもっと高い
  • 技術がなくなった

もはや日本国内では生産できない環境に陥っています。

この状況にメスを入れたのがトランプ大統領。中国と大喧嘩しながら保護政策をどんどん進めています。決していいことだけのようには思えませんが、この政策が今のところは成功しているように見えます。

アジアで埋没する日本

脱中国の流れからベトナムやタイ、インドネシア等のアジア各国が力を付け急激に成長しています。

日本から見ればまだまだ発展途上国扱い、上から目線なのでしょうが、実際には既に追い抜かれていると見る人も多いです。

日本でインバウンドが増えたのだって大きな理由は安いから。おもてなしや歴史が受け入れられているのでしょうが、それもこれも質の高いサービスを安く受けられるからです。そんなサービスを求める人がアジアからどんどん来ているのはアジアが成長している証です。

アジアでは富裕層が増えているのに日本はどうでしょう? 人口は減る一方で高齢者は増える、すなわち生産人口は減り続け医療費や年金支出は増える、こんな背景の日本が経済成長するわけがないのです。

それを危惧する実力のある方はどんどん海外に流出、残ったのは変化に対応できない人ばかり、、、これって会社と同じ構造ですね。

まとめ

いつもの私のポジショントークです。

変化に対応できない、何もしないは現状維持ではなく退化

新しいことをはじめるのに年齢や経験は関係ありません。やればスキルが身につく、スキルを活かして何かをはじめればそれが経験となり資産となる、その積み重ねが副業や起業にもつながっていくと思います。