5Gによって変わる常識

2020年3月10日

5Gって何それ美味しいの?

5Gとは5th Generation、第5世代という意味です。じゃ何の第5世代かと言うと移動通信システムの、簡単に言えば携帯・スマホの通信システムのことです。

5Gの特徴は

  • 高速大容量
  • 高信頼・低遅延通信
  • 多数同時接続

これらが大きな特徴と言われています。

過去の歴史

1G:1980年代

世界中で様々な携帯、というより持ち運び可能なポータブル電話が出始めました。日本で言えばショルダーホンですね。そしてバイブルホンへ。携帯電話の黎明期ですね。通信方式はまだアナログでした。

2G:1990年代

2Gの通信方式がデジタルに変わりました。これによってSMS(ショートメール)のやり取りができたりネットに繋がるようになりました。圧倒的なシェアは取ったのはドコモ、いわゆるiモードですね。その後、J-PHONE(今のソフトバンク)の写メールがブームになって脈々と現代に繋がっています(写メールのCMにはまだ無名だった藤原紀香や石原さとみが出てたんですよねぇ)。

3G:2000年代

初の国際標準の移動通信システムとなり、日本の端末が海外でも使える、当然その逆もできるようになりました。通信スピードも大幅に高速化。2Gでは最高28.8kbpsだったものが3Gでは14Mbpsまでと、何とキロからメガへ3桁のスピードアップが実現しました。

世界共通仕様となったことで、日本の携帯はガラパゴス化していたことが周知の事実として晒されました。世界で見ればNOKIAやMotorola等、グローバルな企業が日系メーカーの何10倍もの携帯端末を作っていました。その圧倒的な価格差から日系メーカーは世界に打って出ることができませんでした。

逆に海外からみても日本の閉ざされた小さな市場(iモードのための端末を作る等)には入りづらかったのですが、スマホの発明・登場によって世界が変わりはじめました。ソフトバンクからiPhone 3Gが発売されたのもこの時代です。

4G:2010年代

スマホ全盛の時代となった2010年代。通信スピードは最高1Gbpsまで上がりました。これによってフルハイビジョンクラスの動画でも普通に転送できるようになりました。その結果のひとつして象徴的な出来事はYouTuberが生まれたことだと私は受け止めています。

ここは大きな変化点だと感じています。それまでは様々な分野で古いシステム上での統治構造、既得権益で成り立っていたビジネスモデルがどんどん崩れていきました。特に顕著なのはテレビや新聞を中心としたメディアでしょう。

5Gのスペック

高速大容量

国際電気通信連合による最大通信速度(下り)の目標値は20Gbpsです。これが実現できればハイビジョンのさらに上、4K・8Kがリアルタイムで視聴できる環境になります。

高信頼・低遅延通信

高信頼・低遅延通信の鍵となるのはエッジコンピューティングです。

難しい話しは割愛しますが、簡単に言えば今まで遠くに置いてあったデータを近くに置くことでデータのやり取りの遅延が減るので通信エラーも起こしづらいし遅延も減るよね、という技術です。

4Gで10msだった遅延が5Gでは1ms、1/10が目標にされています。この技術が活きるのはリアルタイムのゲームもそうですが、医療など命に関わる分野や車での自動運転などでの効果が期待できます。

多数同時接続

4Gでは10万デバイス/km2だったものが5Gでは100万デバイス/kmsとこちらも10倍のスペックとなります。これにより、大きなスタジアムでの同時ライブ中継などが快適にできるようになると言われています。

サービス提供時期

ドコモ、au、ソフトバンク2020年春、そして楽天モバイルが少し遅れて夏頃のリリースを予定しています。特にドコモとauは、2024年までに基地局を90%以上を5G対応にする計画です。

5Gのサービスエリアは当面限定

5Gサービス、当面は限られたエリアのみ “フル機能”は2022年以降

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2003/06/news051.html

こちらはソフトバンクの例ですがドコモもauも同じようなものです。2020年春からサービスインするものの、今の4Gネットワークのようになるにはあと2、3年かかる見通しです。

5Gで変わる未来予想図

あくまでも私個人の勝手な予想ですが、大きなくくりでは

  • IoTが着実に進み何でもかんでもネットに常時接続されリアルタイム観測が可能となる
  • 今までできなかったことが簡単に実現できる世界になる
  • その結果、今までの常識が覆る
  • 新たなビジネスチャンスが生まれる

間違いなくこんな方向に進んでいくでしょう。その流れの中で5年後ぐらいの未来を予想したいと思いますが、、、自動運転とか建築現場とか医療とかはあえて割愛、もっと身近なテーマにします。

固定回線プロバイダの消滅

今までは自宅やオフィスは有線プロバイダと契約、外ではスマホと使い分けていたものが5Gからは無線1本でスペック的には済んでしまいます。

となると公衆電話がそうであったように、今後有線系のプロバイダもどんどん消えていく可能性が高いです。

災害時には有線が活躍しますが、そんな数年に一度クラスの未曾有の被害のために毎月お金を払い続ける人はレアでしょう。

ネットTVの普及

4Gでやっと市民権を得つつあるネット系動画配信サービス。これが5Gになればさらに爆発的に普及すると思われます。

地上波やBSでの多チャンネル化は規制緩和や既得権益などからそれほど広がりませんでしたが、今後は一気に100chとかに広がっていくでしょう。

今でもYouTubeのチャンネルをひとつと考えれば、既に100万単位の多チャンネル化になっていますが、今はまだ素人の集団。それが今後はプロ集団での多チャンネル化になると思われます。

ここで言うプロとは何も演者だけではなく、プロデューサー、ディレクター、カメラマン、編集等々まで全ての業種で可能性があり、今後、質の低いYouTuberは淘汰や吸収されていくのでしょう。

既存大手メディアの凋落

ネットTVの普及と反比例して既存メディアは一気に衰退していくでしょう。今でも既に若者をはじめとして新聞、テレビ離れを起こしていますがこれがさらに加速すると思います。

時代の流れとともにあれこれ規制、さらにやらせや偏向報道、これでは視聴者ついてきません。すぐ近くに自由な環境のメディアがあればそっちに流れるのは自然の摂理です。新聞に関しては数時間から数日前の情報、その新聞社の一方的な考えなどもはや誰も必要としていません。

結果、既存のメディアにはスポンサーが付かなくなり衰退。さすがに都心のキー局や大手新聞社は何とか生き残るでしょうが地方局や地方の新聞は潰れていく、またはM&Aされるでしょう。

新卒一括採用の廃止

以前の記事(年1回の受験と新卒一括採用の限界)でも書いていますが、もはや時代錯誤も甚だしいことのうち、まずは新卒一括採用「だけ」というのはなくなり、通年採用的なものが急激に広がっていくと予想しています。

一般化するテレワーク

コロナショックによってやっとテレワークが注目されました。今はまだ実験的な部分もありますがコロナが落ち着いた結果、デメリットはあるもののそれ以上のメリットがある、と気付く企業、個人が増えるでしょう。

その先は以前の記事(テレワークからはじまる取捨選択)のような方向に進んでいくのだと思います。

東京一極集中からの脱却

ひょんなことからテレワークが急速に普及、かつ5Gのネットワークが広がると

あれっ?無理して35年ローンで都心にマンション買って満員電車に乗って1時間かけて通勤する意味ってなくね?

そんなことに気づいた人から順次地方へ移住していく流れが生まれると予想しています。

大自然の中や、そこまではいかないにしてもそれに近い環境の中でオンとオフの切替え、スローライフを実現していく、そんなことも実現していくでしょう。

何もしない≠現状維持

常識は時代によってアップデートされていくものです。10年一昔と言われていましたが、現代社会では5年、いや3年が一昔という状況です。

環境がドラスティックに変わろうとしている中、社会全体はまだあまり変わっていないような気がします。

以下は極端な例ですが、これらをまだ普通だと思ってやっている時点でアウトです。

  • スーツを着て満員電車に揺られながら1時間かけて通勤
  • やたら会議が多い
  • 紙が多い
  • 押印作業がある
  • お茶くみやコピー当番がいる
  • 強制参加の飲み会や社員旅行がある
  • 何があればすぐ電話する
  • 調べもしないですぐ誰かに答えを聞く
  • 会って話したがる
  • 資料のやり取りは郵便、FAX

何も変化しないのは現状維持ではなく退化です。努力して新しいことを取り込むことによってやっと現状維持ができるものです。

時代の流れについていけない人・組織は淘汰される

提案

(私のポジショントークです)

私自身は副業や起業を経験しながら現在に至っていますが、いきなりそこまで大ジャンプする必要はありません。ただ、今までとは違う新しい情報を積極的に取り入れるチャネルを作っておく必要があると考えます。

5GでIoTが加速する環境の中で自分だけはスタンドアロン、ネットに繋がっていないなどということは万死に値します。

また、情報を得るためにネットに繋がっていることはあっても、発信するために繋がっている方はまだそれほど多いとは思えません。

そこで、このタイミングで、これをきっかけにぜひ発信側に回ってみることを提案します。

多くの方がひとつやふたつぐらい、趣味やハマっていることがあると思います。例えばそれをブログで発信する、それだけでも大きな一歩だと思います。

ブログを立ち上げる(独自ドメインでブログを立ち上げるまで) → ブログを書く → 公開する → そして誰も見に来ない

この状態からどうやってアクセスを増やしていくか?これはひとつの営業であり経営にも似たようなアクションが必要となります。こんなところからも副業や起業のきっかけになるかと思っています。

そして、色々と策を講じてアクセスが増えてくれば記事を書くモチベーションにもなりますし、その次のステップとしてアフィリエイトも狙えることから、結果的に副業に繋がっていく可能性もあります。

こんなところから今までとは違う新しい自分を作っていくことをオススメします。