シニアからはじめる:大量失業元年を乗り切る新たなチャレンジ

2020年は大量失業元年となる
新型コロナショックが収まりません。
よく比較されるリーマンショックのときは、発信源が金融市場だったこともあり、なんだかんだいいながらも一般庶民に直接の影響は少なかったように感じましたが、今回の問題は末端の現場に直に響いています。
インバウンドのみならず日本国民すら出歩かない状態のため全ての商売がパッとしなくなっており、体力のない個人経営や中小企業からバタバタ倒れていく寸前の状態です。
これは何も巷のお店の話しだけではありません。現場の景気が悪いということは企業の景気も悪くなるということであり、それはサラリーマン自体も危ういということと等しいのです。クビが切られる前にそもそも会社が倒れてしまえば即失業です。
何度も言っていますがサラリーマンの給料は労働力の対価として受けているものです。それはすなわち、サラリーマンを辞めれば(辞めさせられれば)、または会社そのものがなくなってしまえば当然ながら収入もゼロとなるわけです。
さらに、そもそも既に非正規雇用が年々100万人単位で増えている時代。サラリーマンのリストラ以前に非正規社員の契約更新しないという可能性は日に日に上がっていると感じています。
こんなことから、残念ながら2020年は大量失業時代のはじまりとなると感じています。しかもそれは一時的なものではなく将来に渡ってずっと続くものだと捉えています。
企業として生き残るために今まで人がやっていたことをロボットへ、デジタルへ、AIへ、、、そんな流れが加速していく方向のベクトルしかないと思っています。
人生100年時代、でも定年は伸びても70歳
日本人の寿命は確実に伸び続けています。今どき、60歳なんてまだまだ現役バリバリです。しかし、サラリーマンの定年は60歳前後。 それを伸ばすよう政府が働きかけていますがそれでも上限はMAXでも70歳でしょう。
さらに、例え定年が延長されたところで、そもそも70歳までその会社で働き続けられる保証もありません。それどころか今の時代、既に45歳からリストラのターゲットに入っているとも言われています。そして50代はストライクゾーンど真ん中。
また、リストラとは無関係と思っている大手のサラリーマンであっても、そもそもその会社がこれからもずっと存続できるか?できたとしても今の給料を維持できるのか?それは誰にもわかりません。
昭和世代の人間であれば、三洋が、東芝が、そしてシャープがあんなことになるなんて、少なくても平成初期までは誰も想定していなかったと思います。
そんな環境の中で自分の身を守る現実解としては今の職業に関係なくリスクをミニマイズする、そのためには別の収入源を確保する必要性があると私は考えています。
老後の蓄えはいくら必要?

老後2000万円問題は前後の説明が色々と切り取られているので額面通りに受け取る必要はないと思っています。そもそも、老後の蓄えの計算式は家族構成や年金、家賃等々、個々の家庭によって異なるためズバリいくらという数値は出せないはずです。
それでも不安からそれなりの蓄えは欲しいと思う方が大半でしょう。昭和世代は若いうちからの資産形成が必要とそれなりの刷り込みをされていたこともあり、ある程度まで準備をしてきた人も多いかと思います。
しかし昨今の不況でその蓄えを使わざるを得なくなった、また若年層はそもそも低賃金であることからそんな余裕はないという人も多いでしょう。
老後以前に「今」が問題になっています。そもそも蓄えって無駄とは言わないまでも今の時代には合っていないとすら感じています。
昭和の時代は常に右肩上がり、銀行にお金を預けておくだけでも金利5%とかで運用できていた時代でした。そんな時代なら「貯金」だけでもやっていけたと思いますがもはや時代が違います。
老後のために今を働いているのですか?老後のために貯金するのですか?私はそうじゃないと感じます。
常に今が一番若いのです。1秒後は当然ながら1秒歳をとっています。1分後、1日後、1ヶ月後、1年後、、、加齢は進むしかない、常に寿命に向かって歩んでいるだけの人生です。であれば、一番若い今、なにかにチャレンジする、その結果としての老後のほうが幸せではないのかと考えます。
貯金より自己投資の時代
預けていても増えないのであれば別の運用をすべきなのです。その投資先はずばり
自分
でしょう。
例えば月に3万円貯金するとすれば年間で36万円、金利なんてないようなものですのでほぼこのまま塩漬け、10年で360万円です。
それに対して月に3万円、自分の投資したらどうなるでしょう?
年間36万円あれば資格や知識取得のためのスクールに通えるでしょう。1年も学べばそれなりの知識とスキルが身につくはずです。その知識とスキルを活かして例えば再就職すれば1年で360万円の回収は簡単にできてしまうと思います。
このブログ的に言えば再就職より起業。そのスキルを活かせば副業・起業も十分視野に入ってくるでしょう。
ほぼ2年で10年分を回収、10年で10倍ぐらいのレバレッジを効かせることも可能と考えいます。
まずはアクション、悩むのはそのあと
- サラリーマンとして働く理由は安定した収入 → その保証は日々薄れている
- 時間x労働の対価を得るのがサラリーマン → 将来の収入保証にはならない
だからと言って全てのサラリーマンに対して独立・起業しろと言うわけではありません。しかし、新型コロナウイルス問題という外的要因がきっかけにもなり、サラリーマンが働く環境も急激に変化してきています。
近い将来に不安を感じているならば今が動き出すための最高のタイミングだと思います。ただし、間違いなくすぐには成果は出ません。でも何もしなければ一生ゼロのままです。
何か行動をすれば成功にしろ失敗にしろ経験というノウハウが貯まりそれが少しずつ資産・スキルとなって積み重なっていきます。だからこそ、すぐに成果を求めえるのではなく今からちょっとずつ準備していくという段取りを踏んでいくことがひとつの解になると考えています。
参考例
やることは、とにかくまずはアクションしてみるということです。
以下はあくまでもヒントでしかありませんが、できる・できない、やる・やらないを考えるきっかけになれば、と思って書いています。
新しいスキルを身につける
例えば私は2020年になってプログラミングの勉強をはじめてみました。
プログラミングに年齢は関係ありません(覚えるのは大変だろうけど)。答えがあるものをただ単に勉強するだけでとてもシンプル、そのハードルは決して高いものではないと考えています。
資格取得
私個人としては資格取得はあまりオススメはしません。それは資格と仕事が直結しない場合も多いこと、資格取得自体が運営団体の資金源になっているだけのようなものもあることなどからです。
ただ、これも新しいスキル取得の一環、一つの手段として全否定するものではありません。

ネットオークション、不用品売却
今までやったことがない人であれば、まずは手元にある不用品をヤフオクなりメルカリなりで売ってみる、または何かを買ってみるということもひとつの経験になると思います。売り手・買い手それぞのの思考や表現方法、値付けなどが学べると思います。
株、FX
私は性格的に全く合わず常に損切りしていたようなものだったのですぐに止めましたが、実際にやっている人も多く王道のひとつではあると思います。
せどり
副業の導入編の王道でもあるせどり。上記のネットオークションや不用品販売と大きく異なるのは売るための商品を(継続的に)仕入れて実際に販売するということ。
私はある期間、本業的にやってみました。とっかかりは中古本でしたが、これを商材にしたビジネス拡大は無理だと悟り、その後は電化製品、時計、カメラ、ゲームソフトを経て最後は美少女フィギュアにたどり着きました。
不動産経営
私自身は2012年のリタイア以降、基本的には不動産業(大家)をメインに生計を立てています。実際にやっている身としてはハイリスクローリターンに近いビジネスモデルように感じますが、それでも一気にそれなりの収入に目処がつくということでは魅力的でもあります。

とにかく何かやってみること。まずは第一歩を踏み出すことが重要で「考える・悩む」はそのあとからでも遅くはありません。