【交通違反】公安委員会を提訴するための裁判費用の調達

不当・不法な取締りを複数回受けたことによる免停処分は無効だとして東京都公安委員会に対して申し立てた審査請求。しかしその結果は、あまりにも不公平かつ一方的な裁決「棄却」で終わりました。

東京都公安委員会によれば「規制地点の何メートル手前に規制標識を設置しようが有効」と判断されたようなものです。しかし私は、この決定は道路交通法施行令及び交通規制基準に明確に違反しているものと受け止めています。

<道路交通法施行令 第1条の2第1項>

法第四条第一項の規定により都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)が信号機又は道路標識若しくは道路標示を設置し、及び管理して交通の規制をするときは、歩行者、車両又は路面電車がその前方から見やすいように、かつ、道路又は交通の状況に応じ必要と認める数のものを設置し、及び管理してしなければならない

<交通規制基準>

指定方向外進行禁止:車両の進入を禁止する交差点の手前における左側の路端若しくは中央分離帯若しくは当該交差点に係る信号機(車両に対面するものに限る。)の設置場所又は車両の進行を禁止する場所の前面

東京都公安委員会のこの決定に怒り心頭な私は、NHK党が提唱している「諸派党構想政治版」を利用させていただき警察庁に対して複数の質問を出しています(12月中旬までに回答をもらう予定)。

さらに並行して東京都公安委員会を提訴すべく準備を進めてきました。

受任していただける弁護士も見つかったことから次のアクションに進みました。

費用対効果の見合わない裁判

行政訴訟は手間暇がかかることから弁護士報酬がかなりかかります。本件においても着手金だけでも30万円以上、最終的には判決にもよりますがその倍以上の費用がかかると見積もられています。さらに裁判所手数料等も含めると総額100万円とは言わないものの相当な費用が必要となる見込みです。

対して、仮に裁判で勝っても得られるものは「不当な取締りの無効、免停の無効」。

勝訴すればそれを前提に損害賠償請求も可能でしょうが、それとてかかった費用の全額を回収することは難しいと思われます。このように1円にもならないどころが多額の持ち出しだけという結果になる恐れもあることに踏み出す人はそうそういないでしょう。

クラウドファンディングの活用

本件は、私個人だけの問題ではなく運転免許保有者全員に関わる重大な問題でもあり公共性もあることから何とかして司法の判断を仰ぎたいと考えていました。そこで思いついたのがクラウドファンディングです。クラウドファンディングでプロジェクト化するにあたっては以下のようなストーリーで構成してみました。

プロジェクトの目的

警察による法的根拠を伴わない交通規制標識を前提とした不当な取締りを根絶

現状

交通規制基準を満たしていない交通規制標識によって警察による不当な取締りが日常的に行われている。

不当な取締りの問題点

警察の取締りが例え不当であったとしても、違反切符を切られた時点で運転免許保有者には反則点が加点されてしまう。よって不当な取締りだけを複数回受けても免停処分に至ることもある。また、例え不当な取締りが1回だけだったとしてもそれまでゴールド免許保有者だった人が次の更新時にブルー免許に格下げとなってしまう。

刑事処分と行政処分

違反を認めず反則金を収めず司法に刑事処分の判断を仰いだ結果「不起訴」となっても上記の反則点は加点されたままである。よって不起訴となっても行政処分には何ら影響がないのである。

公平性が一切担保されていない審査請求制度

交通違反における行政処分を不服として審査請求を申し出たところでその90%以上(現時点では想像、警察庁からの回答が届き次第、具体的な数字を記載します)は棄却されている。この審査請求スキームにおいては、本来処分庁であるはずの公安委員会が審査庁となっているだけでなく第三者の諮問庁が存在していない。すなわち、自分で決めたルールを自分で審査するという茶番となっている。

裁判での主張

東京都公安委員会の裁決は違法である

  • 法的根拠を伴わない交通規制標識による取締りは無効
  • 無効な取締りによる反則点の加点も無効
  • 結果として免停も無効

プロジェクト審査結果

いくつかの運営会社では裁判費用にも利用可能と謳っていますので、その中でも大手2社にプロジェクト化の打診をしてみました。しかしその審査結果はどちらもNGでした。すなわち、クラウドファンディングで募集することすらできません。

どちらからも明確な理由は示されなかったのでこれは単なる想像でしかありませんが、たぶんこんな理由からなのでしょう。

  • ネタが弱く共感が得られない
  • 募集金額が高い

土俵に立てないという残念な結果になってしまいましたが、さすがに自腹で100万円近くもの費用をかけるほど意味・意義があることとも思えないため、不本意ながら裁判に関しては諦めることとします。

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