北海道の登録民泊数
行政に対して正規の届出を済ませた上で開業した民泊。開業と同時に行政が運営しているいくつかのサイトをチェックする機会が増えてきたのですが、その中に興味深い資料がありました。そのひとつが「住宅宿泊事業届出住宅一覧」です。
札幌市以外の部屋数
北海道においては、政令指定都市である札幌市とその他とで運用がわかれています。そこでまずは札幌市以外で確認。
令和6年7月現在、正規に届出されている民泊数(部屋数)は
882部屋
でした。ちなみにこの時点においてはまだ私の物件はカウントされていません。
この数字は物件数ではありません。よって882部屋など大規模なホテル数棟分でしかありません。当然ながら闇民泊はこの数字に含まれていませんので実態はもっと多いのでしょう。それでもだだっ広い北海道の面積比や観光客比から見ればまだまだビジネスチャンスはあるように感じています。
さらに市町村別の内訳をグラフにしてみました。グラフとして読み取れなくなってしまうため10部屋未満の市町村は割愛しています。このグラフで示されている部屋数は616部屋分です。
さすが北海道第2の都市、旭川市が一番多く129部屋となっていました。次回更新時には私の物件もカウントされるはずなのでもっと多くなっていることでしょう。それでも「たった」129部屋とも言えます。
2番手以降は小樽市、ニセコ町、倶知安町、富良野市、函館市と続きます。
札幌市内の部屋数
次に札幌市ですが、令和6年7月時点での部屋数はなんと
1,668部屋
でした。
札幌市内だけでその他の北海道全体の約倍の部屋数があることになります。上記のグラフに入れてしまったら札幌市以外は全てアリンコみたいになってしまいます。
次に札幌市の中でも区ごとに分けたものがこちらです。
中央区が圧倒的でその数なんと840部屋、札幌市全体の約半分を占めていました。ということは中央区だけで札幌市以外の北海道全体とほぼ同じ部屋数があるということです。逆に札幌市内で少ない順だと清田区(7部屋)、厚別区(10)、手稲区(61)となっています。
私が北海道で民泊を開業しようと思いついた際にはまだここまでのデータは入手していませんでしたが、それでも感覚的に「札幌市内はレッドオーシャンだろうなぁ」と感じていました。それが今回、数字でも立証されたことになります。
今後も物件を増やしていきたいという思いはありますが、それ何も北海道に限ったことではありません。ただ、もし次も北海道内とするのであれば、これらのデータも利用して進出するエリアをじっくり選定するつもりです。